暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
”限界突破 G-beat”
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 カイザは襟を摘まみ、首を回す。
 その手に持つのは、Xの形をした銃。
 カイザブレイガンと呼ばれるその引き金を引くと、黄色の光線が発射された。
 バク転で避ける響は、即座にカイザへ接近、

「な、何ッ!?」

 響は驚いて、カイザの腕を受け止める。彼の手に握られていた巨大なχ(カイ)の文字を象った武器、その刃が、響の肩を焼いた。

「っ!」

 その痛みに、響は顔を歪めた。
 カイザの攻撃はまだ続く。カイザブレイガンを振り回す彼に対し、響はカイザブレイガンに接触しないようにその手首を掴んだ。
 手首を軸に組み合いながら、響とカイザは格闘を続ける。
 だが、そこにに、スペクターもまた肉弾戦を挑んでくる。

「くッ……!」

 カイザから手を放し、バク転した響は、そのままスペクターの拳を足場にジャンプ。着地した響は、そのまま地面に足を強くめり込ませた。
 すると、出現する巨大な土の隆起。それを蹴り上げ、カイザ、スペクターめがけて蹴り飛ばす。

「我流・烈衝流星脚!」

 岩石を押すことで、ともに一つの流星となった響。
 一方、スペクターはガンガンハンドと呼ばれる長銃を用意していた。
 その中心部、目の彫刻が刻まれたその部分を、スペクターのベルト、ゴーストドライバーの目の部分が、それぞれアイコンタクトとなる。

『ダイカイガン ガンガンミロー ガンガンミロー』

 すると、その銃口に青いエネルギーが溜まっていく。

『オメガ スパーク』

 発射される、青い光線。
 それは岩石を破壊し、その奥にいた響を空中に投げ出した。

「なッ……!」

 驚く響へ、さらにカイザが追撃の斬撃を放つ。
 響は反射的に体を捻り、カイザブレイガンの本体を蹴り飛ばす。さらに、無防備になったカイザへかかと落としを放つ。
 地面に墜落したカイザを見届けた響は、腕のシリンダーを解放した。

「我流・撃槍烈破」

 背中のブースターが火を噴く。一気にスペクターへ接近、その体へ拳を埋め込もうとする。
 吹き飛んだスペクターは、カイザとともにディエンドのもとへ転がっていった。
 ディエンドは二人にそれぞれ目をやりながら、頷いた。

「やっぱり厄介な力だね、ガングニール」

 ディエンドは数回ディエンドライバーを手で叩きながら、やがてそのカードを取り出した。

「なかなかに楽しませてもらえそうだけど、君のガングニールや、その他のシンフォギアの力はもう見ている。そろそろ頂こうかな」
『アタックライド クロスアタック』

 ディエンドはそう言って、カードを装填する。
 すると、彼が召喚したライダーたちが、それぞれのアイテムに手を伸ばした。

『エクシード チャージ』

 カイザは腰
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ