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Fate/WizarDragonknight
”限界突破 G-beat”
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に付いているベルト、その携帯電話らしきものを開く。その中のボタンを押すと、その機能が解放される。
 携帯電話から黄色のエネルギーがカイザの体のラインを伝っていく。それはやがて、彼の手のカイザブレイガンに到達。カイザはそのまま、カイザブレイガンの銃口を響に向け、発砲。
 すると、黄のエネルギーが、そのまま響に命中。

「なッ!?」

 命中と同時に網目状になったエネルギーは、そのまま響の体を拘束。
 黄色に輝くカイザブレイガンを手にしたカイザが、今にも突進しようと身構えている。
 さらに。

『ダイカイガン スペクター オメガドライブ』

 スペクターがゴーストドライバーのレバーを引く。
 すると、ゴーストドライバーが瞬きを行い、その目に表示されるマークが入れ替わる。
 すると、スペクターの背後に青いマークが現れる。何らかの呪術的な要素も見て取れるそれからは、青いエネルギーがスペクターの右足に注がれていく。

「響ちゃん! ……っ!」

 これ以上は黙ってみていられない。
 ハルトは唇を噛みしめ。そして。

「やるしか……ない……っ!」

 響の前に立ち、二人の仮面ライダーの攻撃から盾になるように立つ。
 そして一瞬、その目が……

「ハルトさんッ! 大丈夫! こんなの……」

 響は全身を震わせる。

「へいき、へっちゃらですッ!」

 響は大声とともに、その全身に流れるフォニックゲインが高鳴っていく。それは響の白い装甲部分さえも黄色に染め上げ、やがて全身の拘束を引きちぎる。

「だりゃああああああああああああッ!」

 響はそのまま、カイザとスペクターへ拳を握り、放つ。二人を同時に拳の圧で吹き飛ばし、転がした響は、黄色のマフラーを靡かせる。
 そして、彼女の体という楽器は、口笛を鳴らす。静かな世界、その音だけが響いていた。
 胸の歌が、始まった。

___一点突破の決意の右手 私と云う音響く中で___

 スペクターがガンガンハンドの銃身で斬りつけてくる。
 響はそれを避けながら、歌を続けていく。

___「何故?どうして?」の先を 背負える勇気を___

 さらに、背後からカイザがカイザブレイガンで斬りつけてくる。
 背中から火花が弾かれ、その動きが一瞬鈍る。だが、すぐに振り向きざま、ガンガンハンドを弾き飛ばす。

___迷いは…ないさ 拳に包んだ___

 カイザとスペクターに挟まれながらも、響は腰を落としたまま身構える。

___勇め(Let’s shout)どんなんだって一直線で___

 天高くジャンプした響。

___届け(Let’s shout)ありったけファイト一発でダイブ___

 そのまま、垂直落下で、地面を砕く。

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