メモリーデイズ
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たもんね〜」
「あ!!私も手伝います!!」
「じゃあ俺も!!」
「ホント!?ありがとう!!」
ミラさんの言葉に現実に引き戻されたグレイさんたちだったけど、すぐに切り替えたのか倉庫へと向かっていく。俺たちも手伝うために後ろについていきながら、俺はあることを思い出しミラさんの方へと視線を向ける。
「どうしたの?シリル」
「い!!いえ!!」
過去の世界でのヤンキーのようだったミラさんのことを思い出した俺はそれを聞いてみたかったけど、怖くてやめた。時代とともに人は変わっていくということなのだろうかと思うと寂しいような、怖いように感じた。
「いやあ!!それにしてもよぉ−−−」
離れたところではマカオさんとワカバさんが何やらイヤらしい話をしているのがたまたま耳に入ってしまう。あの時見たマカオさんはすごい健気な印象だったのに・・・
「時の流れって残酷だね」
「そ・・・そうだね」
どうやら俺と同じことをウェンディも考えていたらしくなんだか暗い雰囲気になってしまう。そんな時、彼女は俺の手を取ると、それをギュッと握り締めてきた。
「シリルはああならないでね?」
上目遣いでそんなことを言ってくる彼女に思わず顔を赤らめる。そこからすぐに平静を装うと、俺は笑顔で返事をした。
「うん!!もちろん!!」
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