メモリーデイズ
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。そのまま俺たちはその不思議な光を放つ本を眺めていることしかできなかった。
第三者side
「うぅ・・・」
「眩しかった〜」
「何なのよ、もう・・・」
あまりの眩しさに手で顔を覆っていたハッピーたちは少しずつ目を開いていく。すると彼らはある異変に気が付いた。
「あれ!?」
「シリルたちがいない〜!?」
「なんで!?」
彼らの目の前にいたはずのシリルたちの姿がその場からいなくなっていたのだ。輝きを放っていた本とともに。
シリルside
しばらくすると本の輝きが落ち着いていく。元通りになったそれを見ながら俺たちは各々楽な姿勢へと体勢を変えた。
「なんだったんだ?一体」
「すごい光でしたね」
「ビックリしました」
先程のことに驚いていた俺たち。すると、周囲を見回していたグレイさんが何かに気付きました。
「あれ?」
「ここは・・・」
続いてルーシィさんとナツさんも同様にそれに気が付きます。そして俺たちもその明らかな変化にようやく気が付きました。
「外!?」
さっきまで倉庫内にいたはずなのに俺たちはなぜか外にいる状態。しかも、それだけじゃなくもう一つ明らかな変化がありました。
「あの!!こっちを見てください!!」
「うちのギルドってこんな感じでしたっけ?」
俺たちの後ろにあるのは《FAIRYTALE》と書かれていることからうちのギルドだと思われる建物がある。しかし、その外観は俺たちが知っているものとは明らかに違っていました。
「ギルドが昔に戻ってるぅ!?」
今のギルドは幽鬼の支配者に壊されて建て直したものだった。しかしそれが元に戻っているというのは一体どういうことなのだろう。
「どうなってるんだ一体・・・」
「この本のせいなのか?」
先程輝いていた本を手に持って困惑しているエルザさん。すると、ギルドの中からこちらへと向かってくる人影が見えてきました。
「誰か出てきた」
「あれ?この匂い・・・」
「ひとまず隠れましょう」
「なんで?」
よくわからないけどここは隠れた方がいいような気がしたため近くにあった木箱の影に隠れ様子を伺う。そして先程の人影の方を見ると、そこには予想外の人たちが出てきました。
「「「「「!!」」」」」
緋色の髪の少女にその後ろから睨み合って出てくる桜髪の少年と黒髪の半裸の少年。それは紛れもなく、ナツさんたちの子供の姿。
「今日は二人がかりか?」
「俺一人で十分だよ!!」
「そりゃこっちのセリフだ!!」
明らかに中が悪そうなナツさんとグレ
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