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ニワトコの役目
第一章
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 口々に言った、そしてだった。
 そのうえでだ、ニワトコに向き直ってまずは謝った。
「すまん、忘れていた」
「ニワトコもいた」
「これまで失念していた」
「申し訳ない」
「いえ、忘れていたならです」
 ニワトコの長老は熟考する者であり誰でもそれこそカムイでも間違いがあるものと考えていた、だからこそ彼等の謝罪はいいとした。そのことは気にしなかった。
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