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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十三話『血液泥棒は誰だ!』
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していたけど、また血液が必要になったからこのキャンペーンを狙ったんじゃないのか?」
 霞のジョーは事件について考察する。
 「確かあの時はゴルゴメスの実の成長に必要な血液が目的だった。科学者なら栽培用の拠点があの1ヶ所だけとは限らない。」
 光太郎はヤマビル怪人との戦闘時のことを思い出す。そこに、ニュースは新たな情報を発信した。
 『また、今回の事件を把握した国際医療連盟は、今週の土曜日と日曜日の2日感で同様のキャンペーンを再度実施することを決定いたしました。』
 「兄貴、今回の事件、なんか怪しくないか?」
 「ああ。盗まれたばかりだというのに、また開催すればまた盗んでくれと言っているようなものだ。」
 ニュースの内容を聞き、光太郎達は訝しむ。
 「兄貴、そういえばネオゴルゴムには血液を吸う怪人がもう一体いたよな。」
 「ヤブカ怪人のことか。だが、もしヤブカ怪人の仕業なら、わざわざ包装された血液を盗む必要がないだろう。」
 「そうか?個別包装されていれば、怪人が吸い取れる以上の量の血液が簡単に手に入る。」
 「そうか。霞のジョー、今度のキャンペーンのときは会場に行こう。」
 光太郎達はネオゴルゴムの暗躍を暴くため、作戦を立てるのだった。

 土曜日となり、光太郎と霞のジョーは献血センターの周辺を見張っていた。
 「あとはどのタイミングでヤブカ怪人が現れるか…」
 光太郎は考える。
 「兄貴、中も見ておくほうがいいんじゃないか?」
 霞のジョーの提案により、2人は献血センターの内部に入る。献血センターの受付は人混みで混雑している。そんな中で係員と目が合う。
 (あれは南光太郎とその仲間。早く麻木に報告をしなければ。)
 係員の正体は人間に化けたリシュナルであり、リシュナルは麻木に連絡をした。
 「今日もこれだけの人が来てくれているのか。」
 連絡を受けた麻木はすぐに現れる。そして、すぐに光太郎に近づく。
 「おや、貴方は南光太郎さんですね。お会い出来て光栄です。」
 麻木は物腰柔らかく光太郎に話しかける。
 「俺ってそんなに有名人なんですか?」
 「ここでは話しづらいこともありますでしょう。こちらへ来ていただけますか?」
 麻木の案内を受け、光太郎達は個室へ入る。
 「貴方の、いや、改造人間の話は常に医療連盟での議論の内容になりましてね。本郷猛を始めとした11ライダー、更に超科学によって生体改造を受けた3人のライダー。生物学上人間と同じように扱うべきかは世界的に注目を浴びるのですよ。無論、私は人間と同じように扱うべきだと話していますが。」
 麻木は身振り手振りを混ぜながら話す。
 「本当ですか?」
 光太郎は麻木の事を探るように言う。
 「ええ。もしよろしければ、お二人も献血をなされますか?この部
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