暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
泥棒
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ね」
「へ? シンフォギアを知ってる?」
「このパターンデジャヴが……」

 思わぬディエンドの発言に、響はきょとんとした。
 ハルトはさらに、警戒を深めた。

「お前、一体何者なんだ?」
「僕はただの……通りすがりの怪盗さ。立花響……君のことは知ってるよ?」
「やっぱりこのパターンッ!?」
「まあ、僕が知っているのは、君ではあって君ではない。あの時は取り逃したけど、改めて君のガングニールをもらおうかな」

 ディエンドはそう言って、カードを引っ張り出した。
 それは、ディケイドが使っていたカードと同じ規格のカード。それを、変身の時に使った銃、ディエンドライバーへ差し込む。

『カメンライド カイザ』

 さらにもう一枚。別のカードをディエンドライバーに装填すると、また別のクレストマークが銃に浮かび上がる。

『カメンライド スペクター』

 ディエンドがその銃口を響に向けて放つ。すると、先ほどと似た、無数の虚像が現れる。マゼンタ、シアン、イエローの三原色が重なり、それは実体となっていく。
 やがて現れたのは、χ(カイ)の記号を頭に刻んだ戦士。黒をメインにしたアーマーに、黄色のアクセントを入れたそれは、とても特異なデザインをしている。χの顔の合間の紫が、彼をより紫がメインと主張させている。
 そしてもう一体。黒い素体をベースに、水色のアクセントが入っている。フードを脱いだそれは、鬼のような形相で響を見返していた。
 それぞれの名を、カイザ、スペクターと呼ぶ。

「な、なんか出てきたッ!?」
「さあ、いってらっしゃい。僕の人形たち」

 ディエンドの命令とともに、二人の仮面ライダーは響へと接近していった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ