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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十二話『ネオゴルゴム流地獄料理』
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。
「期待外れな真似はするなよ、柿坂。」
そんな柿坂にエピメルは一言釘を差した。
それから1週間後、事件は進展を見せる。
『本日のニュースです。立て続けに発生している飲食店の違法香辛料事件について最新の情報が入りました。警視庁の調査の結果、致死量の20倍になるように遺伝子改良が行われている形跡がナツメグから見つかり、警視庁では引き続きこのナツメグの出処を調べていくとの見解を発表しました。』
「お義兄ちゃん、この事件ネオゴルゴムが関係していない?」
「そうだな。そんな技術力と犯行を行うのは流石にネオゴルゴムの仕業と考えていいだろう。」
ニュースを見た杏子と光太郎はネオゴルゴムの暗躍を疑う。
「だとしても、ネオゴルゴムはどうして飲食店をわざわざ選んだのかしら?」
「玲ちゃん、どういうことだい?」
「だって、ナツメグなんて香辛料、すべての飲食店が使うわけじゃないわ。それこそ、一部の洋食やアジア料理でしか使わない、メジャーではあるものの汎用性のあるものではないわ。実際、事件の起きた飲食店は洋食メインのファミレスやエスニック系の料理店ばっかりよ。そこを狙って、ネオゴルゴムになんの利益があるのかしら?」
「これだけ飲食店での事件が起きたら、みんな飲食店へ行くのを躊躇うだろう。事実、ここ数日はここにだってお客が来ていないんだ。この1週間で人々の中に“外食は何が混入しているかわからないから危険”という認識を植え付けることができてしまった。それに、実際に被害に遭った飲食店に勤めていた人は次の就職に不利になる。人の心に不信感を植え付けるには食を利用するのはうってつけだったってことなんだ。」
光太郎はゴルゴムとの戦いの経験から、ネオゴルゴムの作戦を見抜く。
「確かに、光太郎さんに教えてもらったとおり、ゴルゴムの作戦は人の心を利用した陰湿なものが多いわね。私も記者時代にゴルゴムについて調べていたことがあったけど、近年に書かれた記事には作戦が回りくどいって内容ばっかりで警戒するほどのことではないって思っていたけれど、間接的とはいえこうして被害に遭うと厄介なところが見えてくるわね。」
玲子は光太郎の話を聞き頷く。
「兎に角、一刻も早くこの事件を解決しないと、より多くの被害者が出てしまう。2人にはここを頼むよ。」
光太郎は杏子達に店番を任せてキャピトラを出た。
「柿坂、人間達が飲食店を利用しなくなったが、手は考えてあるのか?」
エピメルは柿坂に聞く。
「はい。この結果は想定の範囲内なので先んじて量販店の店内製造品にターゲットを変更しています。」
「そうか。」
柿坂の返答にエピメルは納得する。
光太郎は走る。しかし、数多の飲食店が営業を自粛しており、ネオゴルゴムの入り込む隙がない状態になって
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