エイプリルフール番外編 「夢」その4
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「バカもの、よく見てみ。こやつは一瞬で自然エネルギーをかき集めよる」
「へ?」
「俺にはフカサク様みたいな契約獣は居なかったから、どれだけ素早く自然エネルギーを集め、どれだけ仙人モードの持続時間を長くするかが課題だった。その一つの答えがこれ」
「……ただの修練…ほんにお主はワシの想像の斜め上を行くのう」
「つまりはどう言う事だってばねっ!」
「要するにだ。こいつも仙術チャクラを練るときは動けん。これは一緒だ。じゃがのう、こやつはお主が何分も掛けて練る仙術チャクラをものの数秒で練っとるのじゃ。これはワシにも出来んかった事じゃ」
「確かにこれならギリギリ実戦でも使えるじゃろうて」
「じゃが、この域に達するのにナルトじゃ時間が足りないのう。お主はどれくらいかかった?」
「アカデミー入学前にはすでに仙術を覚えていたから、それからずっと練り続けて少しずつだな。俺の忍術修行の半分はこの仙術を練る修行だった」
「半生を費やしての結果をナルトに求めるのは無理かのう…となると他の手を考えなければの」
結局影分身のチャクラを本体に還元する方法を思いついた事でどうにか仙人モードを会得したナルトだった。
しかし、この妙木山に俺が来る意味は有ったのか。いや、有ったのだろうな。
大蝦蟇仙人から俺への予言が出たのだから。
「見た予言は変わってない。お前は思うままに生きろ。それがより良い未来へと繋がる、ね」
つまり俺が何を心配しても無駄って言いたいのか?
すべては予言のままにか。くそっ、上等だっ!思うままに生きてやるよ。この忍の世界をっ!
「という夢を見たの」
とモンテ。
「ふふ、何を言っているのですか。お嬢様は」
口元に手を寄せて笑いながらそんな事あり得ないでしょう、と日向ナツが言う。
「だよねー」
良かったとモンテ。
「もう少し寝るわ」
バタンとベッドへと横たわる。
「それじゃ、私は朝食の準備がありますのでこれで」
そう言ってナツが退出する。
「そう言えば」
ふと考え込んだナツ。
「なんでナルトちゃんが男の子になってたのでしょうか」
…
……
………
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