エイプリルフール番外編 「夢」その2
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ろう。
「ナツさんも飛雷神の術が使えますから敵陣から一気に自陣に戻れますね」
とスイ。
「イズミはどちらかと言えば攻めのタイプだな」
「どうして?」
「写輪眼に火遁だろ、攻めずにどうする」
「…そうかも。じゃあどうするの?」
「ボクが守備でお二人がオフェンスで良いんじゃないですか?」
「それが良いか。俺が西側、イズミが東側。はい、これ」
「これは?」
「飛雷神のマーキングされた特別クナイ一応持っておいて」
二つ取り出しそれをイズミとスイに投げ渡す。
作戦は決まった。
「それじゃ、散」
西側にある旗を目指して走る。
途中、二つ気配を感じたがそのまま行かせてしまおう。電光石火で旗を取ってしまえば良い。
「白眼っ!」
遠視の能力で旗の位置を確認。
「多段飛雷神の術」
クナイを力いっぱい投げ、さらに飛雷神の術で投げたクナイに投げたクナイを飛雷神で送り付ける事を繰り返すといくつもの中継を経て相手の旗のすぐそばにクナイが刺さる。
「白眼(笑)をなめるなよっ!」
そのまま一気に飛雷神の術で敵の懐に飛び込むと旗を回収。
「なにぃ、どうやってっ!?」
そのまま飛雷神で自陣に戻ると、敵の部隊がスイの影縛りにつかまっていた。
「ナイスっ!スイ」
「はいっ!」
俺はそのまま手に持った旗を振り回して敵の意識を刈り取る。
ドーンッ
爆音の後噴煙を上げている。
白眼で見ればイズミが戦闘に入ったようだ。
「行ってください」
とスイ。
コクリと頷くと飛雷神の術でイズミの傍へと飛んだ。
「イズミっ!」
東側はまずは自陣の守備を優先したらしい。
そこに一人で突っ込んだイズミの火遁が炸裂していたのだ。
「取ったっ!」
火遁を煙幕代わりに敵に隙を作らせ、その間に瞬身の術で旗を狙ったようだ。
「…援護いらなかったか」
無事に二次試験も合格し、三次試験は一か月後。
その間は準備期間であり、里に帰るも残るも自由。
一応練習用に貸し出される演習場も割り当てられているので帰らなくても問題は無い。
自里との往復を考えれば帰る時間はもったいないと考えるのが普通なのかもしれない。
皆で霧隠れの里に滞在し演習場で修行する。
「三次試験は個人戦。個々のスキルアップが必要なんだろ?なのにどうして三人一緒に修行しているのかね?」
「えっと…」
「うーん…なんかシズマ先生に聞くよりもナツに聞いた方が新しい事を教えてくれそう」
スイとイズミ。
おーい…
まあいい。俺は別に中忍になりたい訳じゃないし。
「で?何が聞きた
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