第一幕その十
[8]前話 [2]次話
「今調べているしね」
「じゃあ丁度よかったわね」
「アマガエルに注目して」
「そうもして」
「全くだよ」
先生はにこりと笑って応えました、そうしてです。
皆と一緒に研究室に入りました、すると皆は先生に急かす様に言いました。
「先生行こう」
「動物園行こう」
「そうしようよ」
「それで両生類の皆を見ようよ」
「ははは、まだ開園していないよ」
先生は逸る皆にミルクティーを飲みながら応えました。
「もう少し後だよ」
「ちょっと今日は早く来たし」
「それじゃあだね」
「開園はまだ先だから」
「落ち着くことね」
「そうしたらいいよ、動物園は逃げないよ」
紅茶を飲みながら笑顔で言います。
「安心していいよ」
「そうだね、そこでそう言うのが先生だよね」
トートーは先生のそのお言葉に頷きました。
「いつも落ち着いているのが」
「先生は何があっても焦らないね」
ダブダブも言います。
「そこが先生だよ」
「だから開園時間もちゃんと把握していて」
ポリネシアは研究室の時計の時間をチェックしました、見れば実際に開園にはまだ時間があります。
「待つのね」
「そうだね、ここは待とう」
ジップも言います。
「今行ってもどうしようもないよ」
「それじゃあ紅茶を飲んだらね」
「論文を書くか本を読むのね」
チープサイドの家族もお話します。
「インターネットでも調べる」
「そうするんだね」
「待ってる間もすることがあるし」
チーチーも言います。
「何かとしていればいいね」
「私達も私達ですることあるわよ」
ガブガブが言ってきました。
「お掃除しましょう」
「研究所全体のね」
ホワイティはガブガブの言葉に応えました。
「それをしようね」
「毎日していることだしね」
「早速皆でしよう」
オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「これからね」
「それが研究室に来てまずすることだし」
「よし、皆ではじめよう」
最後に老馬が言いました。
「これからね」
「毎日悪いね」
お掃除はおろか家事は全く駄目な先生はお掃除にかかった先生に応えました、そのうえでまた言うのでした。
「研究室を奇麗にしてもらって」
「それはいいよ」
「僕達のお仕事だからね」
「先生の身の回りのことをすることは」
「先生は学問は何でも出来るけれど」
「ことスポーツと家事になると」
こうしたことはとです、皆も言います。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ