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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第104話 超一流の研ぎ師への道、美食連合の褒めまくり作戦!
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の『ゆうじ』氏の包丁だね」
「えぇっ!?あのグルメ横丁にある八ッ星のホルモン焼き『土竜』の店長である『ゆうじ』さんの包丁ですか!?アザゼル先生!何を雑に持ってるんですか!」
「いってぇ!?ケツを叩くな!」
興奮した小猫ちゃんがアザゼルさんのお尻を叩いた。
「はぁ……はぁ……はぁ……ここは宝の山ですぅ……ちょっと調べたら直に名前が出てくるような超一流のシェフたちの包丁の山……死ぬならここで死にたい……」
「あはは、小猫ちゃんも包丁が好きそうで良かったよ」
恍惚の表情を浮かべる小猫ちゃんにオレはちょっと引いた。
「でも僕達でも名前を知ってる有名な人達から依頼されるなんてルキさんは凄い信頼されているんだね」
「ルキさんの腕がみんなに認められている証拠ですぅ」
「誉めてくれて嬉しいけど実際は師匠の頃からのお客さんだよ。オレだと知ったら絶対に依頼なんてしないさ。凄いのは師匠だよ」
祐斗君とギャスパー君がオレを褒めてくれるが彼らは師匠を信頼して依頼してくれているんだ。オレは彼らを騙しているだけに過ぎない。
「じゃあメルクさんはそういった有名な人達とも知り合いなの?」
「師匠は常に包丁とのみ向き合う人だったから使ってる料理人には興味はなかったと思うよ」
ティナさんの質問にオレは師匠は包丁にしか興味が湧かないと答えた。
「でもオレは使ってる料理人に興味があるんだ、こんな凄い包丁を使う人は一体どんな料理人なんだろうって。初めて小猫ちゃんの折れた包丁を見た時もそれを使っていた君のお父さんや君自身にすごく興味が湧いたよ」
「な、なんだか照れちゃいます……」
小猫ちゃんは恥ずかしそうに顔を赤くしていた。
「でも師匠は常に包丁のみに意識をむけていた。そんな師匠と比べたら集中できていないオレは半人前なんだろうな……」
「そんなことはないですよ、だって包丁は使う人によって癖が現れますから……人間と同じですよ」
「……」
小猫ちゃんがそう言ってくれるがオレは全く師匠に追いつけていないと感じた。年下の女の子に気を遣わせてしまうとは情けない。
オレは一本の包丁を手に取り観察する。
「何をしてるの?」
「欠けがないか包丁を見ているんだよ」
「欠け?見た感じ綺麗な包丁にしか見えないけど……」
「いや、欠けはあるよ」
イリナさんは綺麗だと言うがこの包丁にはミリ単位の欠けがある。
「この包丁は名店『魚奇』の板前が使う刺身包丁だよ。デリケートな特殊調理食材を多く扱う店だ、たとえミリ単位の欠けでも調理に大きく影響する」
「俺には全く見えないな」
「オレも見えている訳じゃないよ、あくまで感覚さ。一流の板前は食材をさば
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