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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
終わる幼馴染
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いた

「っ・・・ラウラ?」

閃輝は一瞬痛みに顔を歪ませるが、直ぐに顔を元に戻してラウラに視線を移した
ラウラは閃輝の腹部に顔を埋めて、その中で泣いていた。

「恐かったのです・・・闇夜兄様が治療してくださって大丈夫だと解っていても
もうお兄様が目を覚まさないのではないかと心の何処かで恐れていました・・・
そして、お兄様が起きた時に、もう涙を我慢出来ずに・・・うわぁああ・・・」

ラウラは小さく声を立てて泣き始めた、閃輝は身体を起こして、ラウラを抱きしめた

「ありがとな、もう大丈夫だ」
「おにいさま・・・うわぁあああ・・・!」

ラウラは閃輝の胸の中で、泣き始めた。閃輝の温もりを感じた瞬間に完全に我慢出来ずに
なってしまったのだ、閃輝もラウラの背中に手を回して、包み込むように抱きしめた
ラウラはそのまま、暫くの間、泣き続けた。

「すぅすぅ・・・」
「泣き疲れて寝ちまったか」

ラウラは泣きに泣いた後、閃輝に抱きついたまま寝息を立てて眠りに着いてしまった
閃輝は困った妹だっと呟きながらも笑っていた。

「でも、俺どうなったんだっけ・・・記憶が曖昧で・・・」

閃輝は自分が撃墜された事の前後の事を覚えていないようで、頭を欠きながら闇夜の方を見ている

「お前は、篠ノ之 箒を庇う形で福音の攻撃を全て受け、撃墜された
肝心の篠ノ之 箒はお前を置き去りにして、逃げ帰ってきたがな」

闇夜が語る言葉を聞いて閃輝は、やはり外界の女は、その程度の奴かと思った
勿論、シャルロットとラウラはカウントされていない。

「それで、篠ノ之 箒には俺と魔理沙が制裁を加えておいた。それと閃輝、
これからは幻想郷で、ずっと過ごす事が一番良いと俺達は思っている」

閃輝は、その言葉に闇夜の顔を凝視した。闇夜は一旦、天井を見てから口を開いた

「確かに、山田先生やシャルロット、ラウラの様に外界にも良い人間は居るがこれ世界はお前にとって良い物ではない。だから幻想郷に戻るぞ」

闇夜はそう伝えると、閃輝は笑みを浮かべた

「賛成」

閃輝は眠っているラウラの頭を撫でながら続けて口を開いた

「俺もあの幼馴染達には心底ウンザリしてた、俺の事を一夏って言いやがるし
織斑 千冬の視線もうっとおしくてしょうがない。正直、外界にはもう未練なんてねぇ」

閃輝は一瞬だけ鋭い目つきになってそう言った。それを聞いた闇夜と魔理沙は若干嬉しそうに笑った

「そっか、じゃ漸く幻想郷でのんびり出来るな」

魔理沙は闇夜に擦り寄りながらそういったが、闇夜はそんな魔理沙の頭を叩いた

「何言ってんだよ、何時ものんびりしてるくせに良く言うわ」
「えへへ・・・」

魔理沙は叩かれたが、ばれたかっという顔
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