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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
魔法絶唱しないフォギアGX編
北上透の何気ない一日
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んなさい。不注意でした。だから……」
「謝って済む問題か?」
「何か誠意を見せてもらわねぇとなぁ?」
「例えばこの後俺らに付き合うとかよぉ?」
要はそれが目的か。女子だけで集まっている状況に、コイツ等は狙いを定め近付いて来たのだろう。
流石にこの状況を黙って見ている訳にもいかず、特に気が短い方のクリスは即座に文句を言おうと前に出て口を開こうとした。
しかし…………
「ったく、何だよ一体。いい加減に、げ……!?」
「? クリスちゃん?」
「どうしたのクリス? いきなり隠れたりして?」
男達に文句を言おうとした次の瞬間、クリスは彼らの姿に顔を顰めると素早く響と未来の後ろに隠れた。先程の勢いは何処へ行ったのやらと言った様子に、2人は顔を見合わせて首を傾げる。
素早く隠れたクリスではあるが、途中まで出ていた文句を3人組はしっかりと聞いていた。その文句に反応し、自分達に楯突こうとしたクリスの方に関心を寄せた3人はそちらへと標的を変えた。
「おぅおぅ、今いい加減にしろとか言いやがったか?」
「何処のどいつだ、んな生意気な事ほざくのは?」
「隠れてないで出て来いやッ!」
凄みながら迫る3人に未来が怯え、響が2人を守ろうと前に出る。その際にクリスの顔が男達の目に映った。
その瞬間、男達の表情が変わった。それまで彼女達を威嚇する様に凄んでいた顔から一転、驚愕に目を見開くと物凄い勢いで響達から距離を取り直立し腰を90度に曲げ頭を下げた。
「「「すいやせんでした姐さんッ!?」」」
「「「…………へ?」」」
「「あ、姐さん……?」」
不良達の態度の変わりように、弓美達は目が点になり響と未来は後ろで小さくなっているクリスを見た。
全員の視線が集中する中、クリスは居た堪れなくなり頭を抱えた。
「だ〜か〜ら〜、その姐さんってのは止めろっつってんだろうがッ!?」
「何を仰いやす姐さんッ!」
「兄貴の女である姐さんに無礼を働いたなんて一生の不覚ッ!?」
「今日は兄貴は一緒じゃないんで?」
クリスの言葉も無視して男達は尚も頭を下げ続けている。その異様な光景に響達が唖然としていると、交番から透が戻ってきた。
「あ、透君ッ!」
「「「ッ!」」」
響の声に不良達が一斉に顔を上げた。対する透はと言うと、何時も通りにこやかな顔で手を振るとクリスの傍へと近付く。
そこで彼も不良達の姿に気付き、一瞬意外そうな顔をするも直ぐに何時もの笑みを浮かべ彼らにも手を振った。すると3人は土下座する勢いでその場に膝をつき、クリスに向けた時以上の敬意を示した。
「「「お疲れさまです兄貴ッ!! 先程は姐さんに対して大変失礼を――――」」」
クリス達に絡んでし
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