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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十話『若返った光太郎』
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ンコロガシ怪人と交戦したときのことを話す。
「でも、ネオゴルゴムはどうして若返らせようとしているのかしら?現役時代にまで若返らせたら、かえって働き手が増えて経済成長に繋がりそうなのに。」
克美は今回の作戦に疑問を持つ。
「俺もそれは気になっていた。それに、もし人類への攻撃目的なら、現在働いている若い人達を幼児にまで若返らせれば社会の機能が麻痺する。ネオゴルゴムにとっては、そっちのほうが都合がいいはず。他に、何か理由が…」
光太郎は必死に考える。しかし、どれだけ考えても答えに辿り着くことはなかった。
その頃、儀式の間では世紀王誕生の儀が行われようとしていた。
「私の持つ水の石、リシュナルが持つ風の石、そしてエピメルが持つ火の石。かつて大神官より譲渡されたこの石の力を我らが世紀王に注ぎ込むぞ。」
ソフィルはバッタ怪人の眠るカプセルを見ながらリシュナルとエピメルに話す。
「大神官達はこの石にそこまでの力はないと言っていたが、私達の生体エネルギーを合わせれば、大神官の持つ石と変わらぬ力を持つことを、大神官達は知らなかったようね。」
「今こそ、我らの力の見せ所だ!」
リシュナルとエピメルの宣言を聞き、ソフィルも水の石を持ち3人の神官は石のエネルギーをカプセルに送り始めた。
「それにしても、若かった頃の兄貴にもう一度会えるなんて夢みたいだぜ!」
「そうね。昔はファッションに拘っていたのに、それからアップデートされていないみたいだったし。むしろ若返ってよかったんじゃない?」
キャピトラで光太郎は霞のジョーと克美にイジられていた。
「よしてくれよ。19歳の頃に戻されたからBLACKには変身できるけど、RXには変身できなくなっているんだから。」
光太郎は不服そうな顔を見せる。
「そうは言っても、なんだか懐かしい気分になったんだよ。」
「懐かしい?」
霞のジョーの言葉を光太郎は不思議に思う。
「そうね。今の光太郎さんは歳相応に落ち着きがあって頼もしいけれど、昔みたいな情熱はすっかり影を潜めていたからね。」
「情熱的っていうか、怖いもの知らずの無鉄砲みたいな感じだったからな。」
克美と霞のジョーは互いの話を聞きながら頷きあう。
「それは若さからくるものだよ。若いうちは何事にもぶつかりに行く気持ちで立ち向かうのもいい。でも、それはまだ大人になりきれていない証でもあるんだ。2人だって、経験してきたからわかるだろう?」
「確かに、はあ〜、クライシス帝国と戦っていた頃が懐かしいぜ…」
「そうね、今信彦さんがゴルゴムのシャドームーンとして現れても、説得なんて考えないで逃げてしまうかもしれないわ。」
光太郎の問いかけに二人は思うところがあり、深くため息をつく。
「兎に角、まずはフン
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