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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第88話:ナンバーズ
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が戦闘機人だから適任ってことみたいです」

「それはまた安易な・・・。それで、プログラムの方は順調か?」

俺がそう尋ねるとギンガは困ったように苦笑する。

「いえ。今は一般常識とか社会通念を教える段階なんですけど、
 結構苦労させられてますよ」

「そうか・・・。俺で協力できることがあったらいつでも言ってくれよ」

「はい。ありがとうございます。だったら、あの子たちに時々会いに
 来てあげて下さい。外の人間と接触するのが面白いみたいなんで」

「判った。俺も忙しいからなかなか来れないかもしれないけど、
 時間を作って来るようにするよ」

その時、ギンガの後ろからチンクが現れる。

「全員集めたぞ」

「ありがとう。ほんならゲオルグくんを紹介しよっか」

「そうですね」

はやての言葉にギンガは笑顔で頷いた。



戦闘機人全員の名前を紹介されたあとで、ギンガは俺を戦闘機人の前まで
連れて行った。

「今日はみんなに紹介したい人がいます。じゃあ、ゲオルグさん」

集まっている戦闘機人たちの前に立つと、全員の目が集中するのが感じられた。
俺は一度小さく息を吐くと、全員を見回す。

「ゲオルグ・シュミットだ。はやてやギンガとも知りあいだし、
 これからも時間を見つけてここに来るつもりだからよろしくな」

俺は自己紹介を終えると、戦闘機人たちは興味なさそうに解散していく。
が、水色の髪をしたセインが声を上げた。

「あーっ!なんかどっかで見たことあると思ったら、あたしこいつと
 会ったことあるよ!」

そう言って俺のことを指さす。

「そうだな。お前とは地下水道で会ってる」

「ああ・・・あんときか・・・」

そう言うと、セインは少し沈んだ表情を見せる。

(こいつはなんというか・・・表情豊かだな)

「んん?どうしたんっスか?セイン」

ウェンディがセインに声をかける。

「あー、いや。あんときは失敗しちゃってさー。帰った後のクア姉の顔を
 思い出したらちょっと・・・」
 
「そういうことっスか・・・」

ウェンディはセインに同情するような目を向ける。
が次の瞬間にはころっと表情を変える。

「で?こいつ強いんっスか?」

「わかんないよ、ちゃんと戦ってないもん。
 でも、不意を突いたのに的確に当て身を食らわされたから
 弱くは無いと思うな」

俺は話している2人に近づくと、声をかけた。

「どうでもいいけど、こいつ呼ばわりはやめてくれ」

俺がそう言うと、2人はそろって首を傾げる。

「じゃあ、何て呼べばいいんっスか?」

「ゲオルグって呼んでくれ」

「判ったっス、ゲオルグ」

「あたしも
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