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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第九話『純白のスポットライト』
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すか?」
 サンダンの言葉に伊藤達は驚く。
 「サンダン、本気で言っているのか?」
 「はい。もちろん、奴をここに縛りつければ、作戦は成功するはずです。」
 驚くエピメル達にサンダンは本気であることを伝える。
 「いいでしょう。ここは上手くやらせてもらうわ。」
 高木はすぐに行動に移した。

 「開演前から賑わっているなぁ。」
 光太郎は辺りを見渡しながら呟く。
 「そうね、こういうライブは私も初めてだから新鮮な感じね。」
 響子が光太郎に話していると開演の時間になりサンダンが現れる。
 「皆さん、今日はありがとう。ぼくは、君達ファンというスポットライトがあるから、輝けるんだ。今日もぼくを輝かせて!」
 こうしてサンダンのライブが始まり、明るい曲調の曲をサンダンは歌う。光太郎たちはその歌声に耳を傾けているが、会場はすでに熱狂的なファンによる盛り上がりを見せている。するとそこに高木が現れる。
 「お客様、申し訳ありません。定期的に行われるランダムの荷物検査の対象に選ばれましたのでこちらへ来ていただけますか?」
 高木の言葉に光太郎は驚く。
 「俺ですか?」
 「はい。以前にも危険物を持ち込んだ方がいまして、こういった警備を厳しくしているんです。」
 「それなら協力させてください。」
 高木の話を聞き、光太郎は席を立つ。
 「それでは、こちらへ。」
 高木の案内を受け、光太郎は席から離れ関係者以外立入禁止エリアへ入っていく。
 「それにしても、観客がここに入っても大丈夫なんですか?」
 光太郎が質問をすると、高木は振り返り光太郎に頭を下げる。
 「申し訳ございません。実はサンダンさんがお客様のファンでして、是非ともお話をしたいと言っておりまして、お呼びした次第です。」
 「そんな、俺はただの喫茶店のマスターですよ。」
 高木の言葉に光太郎は言葉を濁すが、
 「いえ、あなたが今話題の仮面ライダーBLACK RXであることはサンダンさんもご存知です。」
 高木は光太郎を呼んだ理由を話す。
 「なぜ俺が仮面ライダーBLACK RXだと知っている?」
 光太郎は高木の話を聞いて警戒する。
 「あなたはもう少し御自身の活躍を振り返ってみては如何でしょうか?」
 高木の言葉に光太郎が戸惑っていると、サンダンがやって来る。
 「会いたかった、コウタロウ。こっちへ来てください。」
 サンダンに案内され、光太郎は控室へ入る。
 「やあ、お話できて、光栄です。」
 「そんな、話せることなんて殆どないですよ。」
 「いえいえ、あなたとはこうして話がしたかったんです。」
 「それで、どんな話を?」
 「そうですね。今日は観客の皆さんは美しい。まさに大輪の花畑です。」
 「そんな、お世辞が上手ですね。」
 
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