第一章
[2]次話
女の子が悩む病気
高校生の街島光はこの時困っていた、それで友人達に話していた。黒髪をポニーテールにしていて面長で小さい目で口は小さく鼻は高い。背は一六一位ですらりとしているが胸はかなりある。
「いや、またよ」
「またなの」
「あんたもなのね」
「実は私もよ」
「なると厄介よね」
「本当にね」
「全くよ、男の子以上にね」
光はぼやきつつ自分の席に座って周りに座っている友人達に話した。
「女の子ってなりやすいから」
「困るわよね」
「どうにもね」
「女の子の悩みって多いけれど」
「このこともなのよね」
「厄介よ」
こんな話をしていた、それでだった。
その話を聞いてだ、クラスの男子達はいぶかしんだ。
「病気か？」
「男以上にって男もなるのか？」
「どんな病気だ？」
「男も女もなる？」
「それで女の子の方が辛い？」
「一体どんな病気なんだ」
「それって」
光達の話を聞いて首を傾げさせているとだった。
光は彼等に気付かないうちにだ、友人達に言った。
「肩凝りね」
「ええ、凝るのよね肩」
「特に冬はね」
「身体冷えるからね」
友人達も話した。
「冷えるとね」
「どうしても肩凝りやすいのよね」
「それで肩痛くなって」
「酷くなったら頭も痛くなるし」
「厚着しても服の重さで凝るし」
「厄介よ」
「夏だってね」
光は右手を自分の左糧に当てて首をどうにもという感じで降りつつ話した。
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