第二章
[8]前話
「凄い世界よね」
「殺人も普通だし」
「リアリティはないわよね」
「過去と未来行き来することもだけれど」
「この作品ってね」
「そこが気になるわね」
そんな話をした、そして。
二人はこの日アルバイトが入っていたのでそこに行くと。
店長が困った顔でだ、二人に言ってきた。
「さっき更衣室掃除していたらお客さんの一人が刺青入れてたんだ」
「うち刺青駄目ですが」
「それ知らないで、ですか」
「うん、お金は払い戻して」
入浴料はというのだ。
「帰ってもらったよ」
「そうだったんですね」
「そんなことがあったんですね」
「だからね」
中年の男の店長はさらに話した。
「女の人でも入れてるから」
「はい、更衣室や浴場でお仕事してて」
「そこで、ですね」
「見ていてね、刺青はうちは駄目だから」
店の決まりでそうなっているからだというのだ。
「いいね、刺青はね」
「ヤクザ屋さんが入れるから」
「よくないですね」
「それで他のお客さんも怖がるから」
だからだというのだ。
「ピアスもだけれど」
「気を付けて見て」
「見付けたら帰ってもらいますね」
「怒って暴れたらすぐに警察呼ぶからね」
こうした話もしたのだった、そして。
二人は店長に言われた後でまたあの漫画の話をしたのだった。
「あの漫画だとね」
「キャラのかなりがスーパー銭湯入られないわね」
「刺青目立つところに入れてるキャラもいるし」
「絶対にアウトね」
「そんなキャラ多いわね」
こう話した、そのうえで更衣室や浴場の中でも仕事をしてしっかりとチェックするのだった。そして自分達はこう話した。
「入れる時痛いっていうしね」
「お金かかるし」
「それで制約受けるし」
「刺青は入れない方がいいわね」
こう話してだ、それで実際に入れないのだった。
スーパー銭湯では無理 完
2023・2・17
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ