3人目のゴッドハンド使い
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お兄ちゃんもサッカーの事とかじゃないと、殆ど難しそうに考えないんだもん…!」
「げっ…。なんか嬉しくねえ…」
「ふふふ、冗談。これでも元々マネージャーだよ?」
「なあ天空橋。パッと開かず、グッと握って、ダン、ギューン、ドカン…ってどうゆう意味だろ」
「うーん…」
私は頭の中で色々考える。
「パーはゴッドハンドでしょ…?グーは爆裂パンチだし…」
「グーのゴッドハンドってことかな…?」
「だったらダン、ギューン、ドカンが要らないんじゃないかな?」
「ダンは踏み出しで、ドカンはパンチだと思うんだ」
「じゃあギューンは?」
「そこがわかんないんだよなぁ」
他にも色々考えてみたが、アイデアは出てこずお手上げだった。
「私にもわからないかなぁ…、ごめんね力になれなくて…」
「いや、聞いてくれただけでも嬉しいよ!」
そうして日が暮れるまで合同練習をした私たちは音無ちゃんの声で集まる。
「皆さんお疲れ様でーす!!」
音無ちゃんや秋ちゃん達が配るスポーツドリンクで喉を潤す私たち。
「なあ、明日練習試合しないか?」
戸田くんがそう円堂くんに声を掛けると立向居くんもうずうずしながら話す。
「そうですよ!円堂さんのプレー見せてください!!」
「いいぜ!やろう!!」
そうして私達は明日練習試合の約束を交わし、交流を交わす為今夜は学校でのお泊まりとなり、夕飯はみんなで作ったカレーなどでゆっくり過ごすことが出来た。
「…あれ?先客が居たのかな?」
私は星を見上げようとキャラバンの上に登ろうとすると上からは声が聞こえる。
「ああ。円堂と立向居だ」
「黒薔薇くん!」
「しーっ。あいつらの話の邪魔になるだろ」
そんな黒薔薇くんを私は見つめる。
「…もしかして盗み聞き?」
「…ぐっ。反論は出来ないな。まあ、どうやら究極奥義のことを楽しそうに円堂が立向居に話しているみたいだぜ。正義の鉄拳を俺はマスターしてみせるってここまで丸聞こえさ」
「殆ど聞いてるじゃん…」
「う、うるさいうるさい!早く寝るぞ?冷えるからな」
「黒薔薇くんそんなに誤魔化すの下手くそだったんだね…、ちょっと可愛いかも…!」
そんな黒薔薇くんの後に続いて私も明日に向け眠るのであった。
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