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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第六話『トゲトゲの驚異』
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時間を、人生をつぎ込んだんじゃないんだ!」
 「だからって、人間自体を恨むのは間違っている!」
 「お前に何がわかるんだ!仮面ライダーとして、誰もが憧れ、必要とされるお前に!インターネットの中では俺はおもしろ虫博士だぞ。」
 「俺だって、インターネットが普及して間もない頃なんて酷いことを書かれたさ。RXがいれば他のライダーなんていらない、あいつだけチートだ、他のライダーなんて雑魚。そんな風に書かれて、先輩達や後輩にどれだけ申し訳ない気持ちになったと思っている。」
 「ならどうして、そんな奴らを守るんだ!」
 「それが仮面ライダーになった、俺達の使命だからだ。人々が悪に怯えることなく平和に暮らせる世界を実現する。なあ白羽根、引き返す気はないのか?」
 「無いな。人間を滅ぼして、ネオゴルゴムの理想世界を作るのが、今の俺の使命だからな。」
 「それなら俺は、仮面ライダーBLACK RXとして、ネオゴルゴム怪人であるお前を倒さなければならない。」
 「元よりそのために俺は呼んだんだ。お前には、同胞であるカブトムシ怪人の仇討ちもしたかったからな。」
 白羽根はヒラタハムシ怪人に姿を変える。
 「そうか、わかった。変身!」
 光太郎はRXに変身する。
 「シュグ!シュグ!」
 ヒラタハムシ怪人はボクシングのように拳を突き出す攻撃を放つが、RXはそれらを避け、ヒラタハムシ怪人の右腕を掴み投げ飛ばす。
 「シュググ…」
 ヒラタハムシ怪人はよろよろと立ち上がるが、RXは既にジャンプし、
 「RXキック!」
 必殺のキックをヒラタハムシ怪人に放ち、ヒラタハムシ怪人は白羽根の姿に戻る。
 「白羽根!」
 光太郎は変身を解除し、白羽根に近寄る。
 「これで良かったんだ。これで、俺の愛した虫達がこれ以上侮辱されるさまを見なくて済むんだ。」
 白羽根は笑顔を見せる。
 「白羽根…」
 「最後に、一つだけ伝言をいいか?」
 「なんでも言ってくれ。」
 「的場響子といったか。彼女に、ヒラタハムシに興味を持ってもらえたこと、嬉しかったと伝えてくれ…」
 白羽根はそう言い残すと、蒸発して消滅する。
 「白羽根、お前の思い、ちゃんと受け止めたからな。」
 光太郎は戦いを終え、キャピトラへ戻った。

 「…私が話を聞いて、白羽根さんの気持ちは少しは晴れたのでしょうか?」
 光太郎から伝言を聞いた響子は複雑な気持ちになる。  
 「きっとそうだ。いや、そう思いたいな。」
 光太郎は希望を持つ。ふとニュースを見ると、
 『本日の話題はこちら、昨晩から昆虫学者の白羽根教授が行方不明となった事件、自宅からは自殺を仄めかす遺書らしきものが見つかり、警察は計画性のもと失踪したと判断して操作を続けています。』
 ニュースは白羽根の失
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