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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第六話『トゲトゲの驚異』
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変身!」
 光太郎はRXに変身する。
 「シュグ?」
 怪人はその光景に驚きを見せるが、すぐさまRXに向かって拳を放つ。RXは腕をクロスさせて拳を受け止め、怪人の横腹に回し蹴りを放ち、怯ませる。その攻撃に怪人がよろめき、体勢を立て直すと、そこにエピメルが現れる。
 「現れたな、エピメル!」
 RXが警戒すると、
 「貴様にかまっている暇はない。ヒラタハムシ怪人、お前は戦闘向きの怪人ではないんだ。ここは撤退するぞ!」
 エピメルはヒラタハムシ怪人を逃亡させるため、自身がかつて大神官バラオムから貰い受けた火の石から高熱の熱線をRXに放ち、目くらましをさせると、既にエピメルとヒラタハムシ怪人は逃亡していた後だった。取り残されたRXは変身を解除する。
 「ヒラタハムシ…まさかとは思うが…」
 光太郎は一つの疑念を抱きながらキャピトラに戻った。

 ネオゴルゴム神殿、そこに白羽根の姿はあった。
 「白羽根教授、なぜあのような人の目に映る場所で暴れたのだ?」
 「それより、なんであんな特集をしたんだ!あんなの、俺が惨めに映るだけじゃないか!」
 リシュナルの問い詰めに対し、白羽根は強い感情をぶつける。
 「あれは我らの関与するものではない。しかし、白羽根の研究している生物を軽視したことについては目を潰れない。そこはなんとかしよう。我らとて、自身の力の源になる生物を侮辱されれば同じ気持ちを抱いただろう。だが、それとこれとは別だ。南光太郎に見つかることは危険だ。」
 ソフィルは白羽根の気持ちを汲み取りつつも警告を促す。
 「そうだ、そのことだ。あなた方は、南が仮面ライダーだと知っていたのですか!」
 白羽根は光太郎がRXだったことに衝撃を受けていた。
 「それがどうした。まさか、友人相手に戦えないとは言わないよな。」
 「ああ、まさか南が俺達の仲間を奪っていた仮面ライダーの正体だったなんて、思っていなかっただけだ。でも、これで決心がついた。ゴルゴメスの実をくれ。あいつは、俺が倒す。」
 エピメルの言葉を聞き、白羽根は戦う覚悟を見せる。
 「よいでしょう。こちらへ。」
 リシュナルの案内により、白羽根は別室へ向かった。

 その頃、光太郎はキャピトラに戻り、気持ちを落ち着かせていた。
 「お義兄ちゃんの話を聞いて調べてみたら、半年くらい前から同様の事件が起きていたみたいで、今回のを含めると15件目みたい。」
 杏子は事件の水面下での被害を伝える。
 「そんなに前から、ヒラタハムシ怪人は活動していたのか。」
 光太郎が状況を整理していると、杏子は更に話を付け加える。
 「それから、被害にあった人達にはある共通点があったの。動画投稿アプリで、ある昆虫のことを紹介していたわ。」
 「それって、もしかして!」
 「トゲ
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