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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第71話:副部隊長の帰還
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俺の顔を見て大きなため息をついた。

「こんな状態で退院なんて・・・感心しないわね」

「はやてが先生にいろいろ言ってくれたらしいからな」

「何て?」

「曲りなりにも歩けるようになったらサッサと退院させないと,
 脱走して病院に迷惑をかけるから,退院させてくれだとさ」
 
俺が先生に聞いたはやての言葉を教えると,シャマルは声を上げて笑った。

「はやてちゃんにしっかりばれちゃってるわね。ゲオルグくんの性格」

「まあね。でもおかげで早く退院できた」

「だからと言って無理はだめよ。この手紙にもある痛み止めは処方するけど,
 決して身体が万全の状態になるわけじゃないんだからね。
 前線での戦闘なんてもってのほかよ。
 あと,何か不調を感じたらすぐに私に見せてね」
 
「了解。ま,無理はしないよ」

「ならいいけど・・・」

なおも心配そうな顔をするシャマルに向かって手を上げると,
俺は医務室を後にした。


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