スーパーロボット大戦OGs
0051話
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べったい形をした艦が現れる。
下から見ると分からないが、上から見た場合はトライロバイトの名前通り三葉虫に見えるのだろう。
「大尉、お疲れさん」
声を掛けてきたのはクラル。正確には元キロノ、現クラルと言った所か。
ブラックバード中隊はヴィンデルの説得に応じ、全員が名前を変えてシャドウミラーに所属する事になった。ただ隊員全員がキロノの下で働きたいと希望した為に俺達のように量産型Wを部下とするのではなく、ブラックバード中隊全員を1部隊として扱う事になった。顔に機械が埋め込まれている量産型Wでは無理な情報収集等が主な仕事だが、その他にも今回のように人手が足りない場合は出張ってくる事がある。
まぁ、ぶっちゃけると雑用全般だな。
あ、ちなみにブラックバード中隊による反乱を無事鎮圧したとして俺とレモンは大尉に、ヴィンデルは大佐へと昇進している。
どうせ後半年もしないうちに反乱を起こすから無意味になるとは言え、昇進すれば給料が高くなるので嬉しくないと言ったら嘘になる。あちらの世界に転移する前に今まで貯めた金を全て使い果たす予定だ。
ギャンランドの格納庫へと81式PTキャリアを運び込み運転席から降りるのと、ラミアの運転する2台目の81式PTキャリアが入ってくるのは殆ど同時だった。
近くにいる技術班の整備員へと目を向ける。
ちなみに、俺の特殊処理班にしてもレモンの技術班にしてもシャドウミラーからの離脱者は1人も出なかった。ヴィンデルがブラックバード中隊が何故反乱を起こしたかというのを一切隠さずに公表したからだ。後、今まで俺達がやってきた腐った連中の尻ぬぐいに関しても隠す事なく公表した。
「大尉、お疲れ様でした。早速中身をチェックしたいのですが」
俺に見られていた整備員がこちらへと近寄ってきて声を掛けてくる。
元々整備員との仲は悪くなかったが、レモンと付き合ってる事が知られてからは親しいというよりは敬われる? そんな感じになってしまった。
これは間違い無くレモンの関係なんだが、恋人になっただけで敬われるというのを怒ればいいのか、喜べばいいのか、悲しめばいいのか。正直微妙な感じだ。
「ああ、頼む。一応中身の確認はしっかりとやってくれ。発信器なんかがついていたら俺達の事がバレてしまうからな」
「はい、分かりました」
整備員が頷き、早速81式PTキャリアに接続されているコンテナのうち、1つを開く。中にあったのは情報通りエルアインスだ。数は1機。恐らくコンテナ1つに付きエルアインス1機が入っているのだろう。
その予想は整備員が次々に開けていったコンテナが証明してくれた。
「あれ?」
と、ラミアの乗ってきた81式PTキャリアのコンテナを開いていた整備員が声を上げる。
「どうした?
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