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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
ドローゲーム
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い。
 実際に体育の授業の組手で箒さんに勝てる人は今のところいないですからね。ボーデヴィッヒさんはどうかは知りませんが……

「それに他の皆さんもああ言った手前一夏さんが非難されます。ここは一つ貸しを付けるくらいの気持ちで……」

「そう……それも……そうね」

「そうですわね。ここは器の広いところを見せませんと……」

「というわけで一夏さんは予定通りデュノアさんと組んであげて下さい」

「お、おお……なんか悪いな二人とも。この埋め合わせはいつかするから」

「貸し一つね」

「私もそれで構いませんわ」

 一夏さんは苦笑いしてますね。この二人に貸しを作ることがどれほど怖いことか……私は想像したくもないです。

「なら私たちどうする? 一夏とデュノアがペアってつまり専用機持ちが二人相手ってことよね? それってずるくない?」

 鈴さんの言うことももっともですけど……

「まあいい機会じゃないですか」

「それとも鈴さんはお二人相手では勝つ自信がありませんの?」

「何よ、そういうセシリアだって自信ないんじゃないの? 何せあんたの『ブルー・ティアーズ』の武装じゃあ一夏の単一仕様能力の前では唯の動く的だもんねえ」

 鈴さんの言葉は正に的を射たもの。
 『ブルー・ティアーズ』はBT兵器の研究ということで開発された機体ですから実弾兵器が誘導弾しかないそうです。誘導弾では『白式』の機動にはついていけません。なので必然的に『零落白夜』を使用されるとセシリアさんの射撃全般が通じなくなり、格闘戦で劣るセシリアさんに一夏さんに勝つ術はほとんどないということになります。

「な、なんですって!?」

「何よ! 本当のことじゃない!」

「鈴さんの『甲龍』だって一夏さんに負けたではありませんか!」

「ま、負けてないわよ! 持ち越しよ!」

「あらぁ、どうでしょうね? あの状況で一夏さんに懐に入られた時点で鈴さんの負けは確定していたようなものだと思いますけど?」

「なんですってぇ!」

「何ですの!?」

「「ぐぬぬぬぬぬぬ!」」

 また的確に相手の弱点を言い抜いています。この二人にもう少し素直なところがあれば……
 はあ、仲いいんだか悪いんだか……

「二人で組めばいいじゃないですか」

「「え?」」

 二人の顔が「何言ってるの?」とこちらを向きますけど……それ以外にありますか?

「鈴さんは一夏さんに勝てる要素がありますし、セシリアさんの『ブルー・ティアーズ』ならボーデヴィッヒさんのAICの影響を受けないレーザー兵器があります。非常にバランスはいいと思いますけど?」

「それを言うなら私はカルラさんと組みたいですわね」

「それ、あたしがカルラよ
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