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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
ドローゲーム
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し……最初から両目で来ていたら私たち3人は全員危なかったかもしれません」

 そう、ボーデヴィッヒさんはそれほどまでに強いです。
 あの人の強さなら眼帯さえなければ私たちを文字通り潰せたはず。それをしなかったのはただ単に外すまでもなかったのか、それともそれ以外の理由があったのか。どちらにしろ私はまだまだ力不足なようです。これではいざという時に大事なものを守れませんね。

「ん? あいつの左目って見えないんじゃないのか?」

「いえ、データでは両眼見えるらしいですよ。訓練の一環じゃないんですか?」

 一夏さんの疑問は真っ当ですけどね。候補生のデータベースには両眼の視力で載っていましたから本当は見えるのでしょう。
 昔の人は片目にすることでバランス感覚とかを養ったらしいですしそういうことなのではないでしょうか?

「飲み物買ってきたよ」

 そんなことを考えていると飲み物を買いに出ていたデュノアさんが戻ってきました。

「鈴さんはウーロン茶、セシリアさんは紅茶、カルラさんはオレンジジュースね。はい、どうぞ」

「はぁ、ありがと」

「ありがとう、いただきますわ」

「ありがとうございます」

 何で私の好きな飲み物がオレンジジュースって知ってるんでしょうか? 謎です。あ、そういえば一夏さんと同じ部屋なら知ってても不思議じゃないか。
 そういえば箒さんがいませんね。
 恐らく借りたISの整備でしょうけど。

 チビチビとオレンジジュースを飲んでいると……


ドドドドドドドドドド


 な、何やらものすごい音が廊下から……

「な、なんだこの音!?」

 一夏さんにも聞こえるということは私の気のせいじゃないみたいですね。他の人も廊下に目を向けてますし。
 なんというか前にテレビで見たヌーの大群とかの足音に似ています。
 あ、保健室の前で止まりましたね。
 と思った瞬間……


ドカーン!!


 保健室のドアが吹き飛びましたよ!?
 なんですかこれ火薬でも仕掛けてたんですか!!? テレビ以外でこんなの初めて見ましたよ!

「織斑君!」

「デュノア君!」

 クラスメイトの皆さんを筆頭に文字通り保健室に雪崩れ込むように皆さんが入ってきて一瞬で保健室が埋まりました。この保健室ベッドが5つもある大きなとこなんですけど……
 あ、のほほんさんもいますね。ベッドで跳ねてはいけませんよ。埃が立つ上にスプリングが弱くなりますから。

「な、なんだなんだ!?」

「ど、どうしたのみんな。と、とりあえず落ち着いて」

 流石のデュノアさんも顔が青くなってますね。でも対応はすごいソフトです。

「「「「「これ!」」」」」

 一夏さんが渡されたのは、え
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