第一部
プロローグ
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ないのだ。
更に、これは未確認情報なのだが、自らを『アウター』と呼ぶ神々を、何柱も配下にしているという情報が入っている。もしこれが事実なら、彼らは前代未聞の戦力を有しているということになる。
・・・・・・そして、これらの調査で正史編纂委員会も賢人議会も手が一杯だったというのに、つい先日、新たなカンピオーネが生まれてしまった。それも、また日本人である。しかも、既にミラノの名門魔術結社《赤銅黒十字》の紅き悪魔としても有名なエリカ・ブランデッリが愛人として名乗りを上げている。このカンピオーネの人物像などは未だ不明なのだが、既に複数の愛人を囲っているという情報も入ってきており、好色な人物のようだ。これに対して、カンピオーネの名護屋河睡蓮が不快感を示しているとの情報もあり、一触即発の様相を呈している。
「・・・つまりですね、何が言いたいかといいますと。・・・・・・この仕事を辞めさせていただきたい。」
ここ一年ほどのストレスで、遂に胃に穴が空いて入院までしてしまった甘粕 冬馬が、自身の上司である沙耶宮 馨に対して頭を下げているのも、しょうがない光景だと言えるだろう。
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