暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
明かされた事実〜
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同じ服装をすれば・・・ってな」

「そうしたら驚きよ。あっさりと人格を固定出来たんだから」

「そうですか・・・」


「他には女二人組じゃなにかと危ないし、変な虫がついたら追い払えるし・・・な」

「・・・この事を知ってるのは?」

「お姉ちゃんと団長・・・ヒースクリフと・・・リズかな」

「あとはボク達位よ」

「そっか・・・」

「最初は困ったよ。敏捷度よりのステータス振りでさぁ・・・方天画戟も持てなかったんだぜ?今だってギリギリの筋力だし・・・正直そこから筋力に振ったら中途半端なステータスになるから・・・敏捷度にあえて振り続けたのさ」

「あんなに厚着してたのも・・・」

「女の体系を隠す為かな・・・お陰でスピードがた落ちでさ・・・今までの経験と努力で何とかやって来たんだよ」

・・・そこで俺は聞いてみた。

「・・・何で女なんだろうな」

「知るかよ・・・今度紫に会ったら小一時間問い詰めたいよ」

「はは・・・」

「はあ・・・明日からどうしよ」

「え?何でさ」

「・・・あんだけ人がいたんだ。嫌な噂の絶えない“漆黒”が女で、しかも“閃光”の妹・・・なんて知られたら・・・明日には情報がアインクラッド中を駆け抜けるだろうよ」


「わあ・・・大変だな」

「お前の兄貴もな」

「あ・・・」

咲は足を組んで聞いてくる。

「今度はこっちが聞こうか。あのスキルは・・・何だ?」

・・・隠さなくてもいいかな。

「・・・エクストラスキルだよ。《二刀流》」

「そんなスキルが・・・」

「条件もわからないし・・・こんな世界だと何言われるか解らないからね。兄貴も隠したかったんだよ」

「・・・なるほどな。ま、人のこと言えないから何も言わねぇけど」

そこで俺は閃く。

「なるほどねぇ・・・お前が兄貴を嫌う理由は・・・アスナが取られるかもしれないからか?」

「なっ・・・ち、違う!ただアイツは・・・!」

『咲さん・・・慌てすぎッス・・・』

「・・・う、うるさい!」

「あはは・・・」

亞莎は最早笑うことしか出来ないようだ。

「じゃ、じゃあ・・・ここまでにしようぜ」

咲は立ち上がる。

「帰るのか?」

「ああ・・・」

咲は・・・サチがいる部屋を見る。

「・・・変わらないのか?」

「・・・ああ。サチは・・・ずっと・・・」

「・・・大丈夫。人の心は強い・・・だろ?」

「・・・ああ。必ず、必ず現実に返してあげないと・・・」

俺は咲と詠を見送り、家に戻る。

「・・・驚きましたね」

「まったくだよ・・・色々有りすぎて頭痛くなってきた・・・」

「そうです
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