明かされた事実〜
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「・・・っ、誰か来る」
俺達は身構えるが・・・現れた人影は見慣れた人物だった。
「おお、キリト、コウハ!しばらくだな」
「まだ生きてたか、クライン」
「元気そうで何よりだよ」
「相変わらず兄弟で態度がちげぇよなぁ・・・お、珍しく連れがいるの・・・か・・・」
俺と同じくカタナ使いのクラインは背後にいた咲とアスナを見て固まった。
「あー・・・っと、ボス戦で顔は合わせてるだろうけど、一応紹介するよ。こいつはギルド《風林火山》のクライン。こっちは《血盟騎士団》のアスナ・・・とサキだ」
「人をオマケみたいに・・・」
クラインはフリーズから解けると同時に必要ない自己紹介(年齢込み)をして、風林火山の面々もアスナに近寄り自己紹介・・・の前に咲に睨まれ一歩下がる。
「ま、まあ悪い人では・・・ないよね?」
「ああ、リーダーの顔はともかくな」
そんな事を言ったキリトの足をクラインは踏みつける。・・・まあ、色々アスナがキリトとパーティー組むだのなんだの言ってクラインが噴火しかけたり・・・そんな時だった。
「キリト君、《軍》よ!」
すると二列縦隊の重装軍団が現れた。先頭にいた男が“休め”と言うと残りの十一人は倒れるように座り込む。・・・誰だ、こいつ。
「私はアインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ」
「は・・・」
まさか、《軍》は揶揄的につけた呼称だったのだが・・・何時からか正式名称になってたようだ。しかも中佐だ。・・・思わず笑いそうになってしまう。
「君らはもうこの先も攻略しているのか」
「・・・ああ。ボス部屋の手前まではマッピングしてある」
「うむ。ではそのマップデータを提供して貰いたい」
・・・キリトの言葉にラグなしでコーバッツはそう言った。それにはクラインが真っ先に反応した。
「な・・・て・・・提供しろだと!?手前ェ、マッピングする苦労が解って言ってんのか!?」
マップデータはかなり高額で取引されている。何があるのか知っていると知らないのでは生存率が段違いだからだ。
「我々は君ら一般プレイヤーの解放の為に戦っている!諸君が協力するのは当然の義務である!」
「・・・だったら普段から攻略しろよな・・・(ボソッ)」
咲がコーバッツに聞こえないように呟く。爆発しそうになったアスナとクラインをキリトが抑え、結局マップデータを渡した。
「協力感謝する」
「ボスにちょっかい出すならやめといた方がいいぜ」
「・・・それは私が判断する」
・・・キリトの忠告を聞かない気か。
「あに・・・キリトの言うとおり、ありゃヤバイよ。それに・・・仲間も疲れてるじゃないか」
この世界
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