第二章
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「好きだからだけれど」
「歌ってダンスするとね」
「それがカロリー消費になって」
「スタイルの維持になるから」
「だからだしね」
「それで飲みものも」
桜は自分が飲んでいる烏龍茶を飲んで話した。
「やっぱりね」
「カロリーのないね」
「もう甘いものなんて」
それこそというのだ。
「ご法度だしね」
「そうそう、飲みものってね」
「ジュースにしてもね」
「炭酸飲料もね」
「どっちも糖分がね」
「それが気になるから」
綾は歌う用意をしつつ言った。
「こうした時もね」
「飲まないことよね」
「お酒も」
これもというのだ。
「カロリーあるし」
「しかも飲み過ぎたらお肌荒れるし」
「中々飲めないしね」
「節度を持ってだから」
「モデルで気を付けないといけないことは」
「同じね」
桜は確かな声で言った。
「もう」
「そうよね」
「そう思ったら」
「モデルは同じね」
「このお仕事だとね」
「もうね」
それこそというのだ。
「体型やお肌にね」
「お顔の維持はね」
「絶対だからね」
「髪の毛もね」
「だから運動して」
それもアスリートレベルでだ。
「食事管理もして」
「やってるのよね」
「個性はどうあれで」
「背が高い低いのお話じゃなくなっても」
「そうしたことはね」
「同じなのよね」
二人でこうした話をした、そしてだった。
綾も桜もカラオケボックスの中では熱心に歌い料理は頼まず飲みものは烏龍茶等カロリーの低いものを飲んだ、カラオケ以外でもだ。
カロリー摂取には気をつけ消費もしていった、肌や顔、髪の毛のことも気を付けていった。そうして人気モデルであり続けたのだった。
だがそれでもだ、二人は思うのだった。
「こうした苦労してもね」
「モデルっていいわよね」
「華があって注目されるから」
「そうしたことが好きなら苦労してもやっていきたいわ」
こう思うのだった、そしてその苦労を笑顔で受け入れてやっていくことも思うのだった。
長身モデルと小柄モデル 完
2023・1・20
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