暁 〜小説投稿サイト〜
機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第66話:隊舎襲撃、そして・・・
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


俺がそう言って,レーベンを構えた瞬間だった。

ざくっ・・・という音が聞こえた。
どうも腹部に違和感を感じた。
そっと自分の腹部に目を遣ると,刃のようなものが俺の腹から突き出していた。
足を伝った血液が地面を赤く濡らしていく。

「パパっ!」

目を上げると,戦闘機人の腕の中に居るヴィヴィオが目を見開いて
狂ったように叫んでいた。

「ヴィヴィオ・・・」

俺はそう言って左手をヴィヴィオの方へ伸ばす。

「ルーお嬢様ぁ,ご助力ありがとうございますぅ。
 ではへ・い・か,参りましょうかぁ」

戦闘機人がそう言うと,俺を貫いていた刃が抜かれた。
とたんに傷口からは血が溢れてくる。
足に力が入らなくなった俺は膝から崩れ落ちた。
そのまま地面に倒れ伏し,俺の意識はそこで終わった。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ