暁 〜小説投稿サイト〜
機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第62話:喧嘩したら、すぐに仲直りしましょう
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
の指揮はゲオルグくんに任せるからな。頼むで」

「了解」

俺がそう言ったところで,来客を告げるブザーが鳴った。

「誰や?」

はやてはそう呟くとドアに向かってどうぞと言った。
ドアが開くと,白衣を羽織ったステラさんが現れた。

「失礼するぞ・・・お,幹部連中が揃ってるじゃないか。ちょうどいい」

「何なんです?ステラさん」

はやてがそう言うと,ステラさんは自慢げに笑った。

「携帯用AMFC発生装置を10個作り終わったのでな。知らせに来た」

「ホンマですか!?めっちゃ早いやないですか」

「お前が公開意見陳述会に間に合わせろと言ったのだろう?」

「いや,そうなんですけど・・・。でも助かりました。ありがとうございます」

はやてはそう言うと,ステラさんに向かって頭を下げた。

「礼はいい,仕事だからな。では,メカニックルームまで取りに来てくれ」

「はい。なのはちゃん,フェイトちゃん。スターズとライトニングの分は
 2人に取りにいってもらってええ?」

「「了解」」

2人がはやてに返事をしたところで,ステラさんが俺の方を見た。

「そう言えばゲオルグ。レーベンをよこせ」

「は?何でですか?」

「どうせお前のことだからまたメンテナンスをサボるだろうと思ってな。
 ちょうど時間があるから,やっておいてやる」

「わかりました。お願いします」

俺がそう言って,待機状態のレーベンをステラさんに手渡すと
ステラさんはサッサと部隊長室を出て行った。
ドアが閉まったのを確認して,俺は小さくため息をついた。

「まったく,相変わらずマイペースな人・・・」

「そやけど,めっちゃ助かってるよ。AMFCが公開意見陳述会に間に合うと
 思ってへんかったし」

「技術者として優秀なのは認めるけどね。人格はどうかな・・・」

「ま,変わりもんなんは認めるけど,それはゲオルグくんかてそうやろ?」

「あの人とひとくくりにされるのはちょっと・・・」

俺がそういうと,全員が声を上げて笑った。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ