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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第62話:喧嘩したら、すぐに仲直りしましょう
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たんよ」
 
「はやて。でも・・・」

俺がはやてに向かって話そうとすると,はやては手を上げて話を遮った。

「判ってる。フェイトちゃんやゲオルグくんの言うとおり,
 デバイスを持たん魔導師は戦力としては全く役に立たんのも事実。
 そやから,会場内には私一人が残る」
 
「はやてちゃん・・・」

はやての毅然とした言葉を聞き,なのはは心配そうにはやてを見つめた。

「ん?心配してくれてんのか?おおきにな,なのはちゃん。
 そやけど,私は部隊長としての責任において,会場の中におらなあかんと
 考えてる。ここだけは譲るつもりはないよ」

はやての目には強い意志が宿っているように見えた。

「なのは。はやてがここまで言うならもう意見は変えないだろうから,
 中ははやてに任せよう」
 
「ゲオルグくん・・・」

「判ってくれておおきにな,ゲオルグくん」

はやての言葉に俺は黙って頷いた。

「じゃあ,あとは地上本部と隊舎の戦力配分をどうするかだな。
 どっちが本命かが判れば簡単なんだけど・・・」

俺はそう言ってフェイトの方を見た。フェイトと目が合うと
フェイトは首を横に振った。

「そこまで捜査は進んでないよ。ごめんね」

フェイトは済まなそうにそう言った。

「いや,俺の方でも探ってるけどそういう情報は取れてないからね。
 しょうがないでしょ」

俺はそう言うと,腕組みをしてソファの背にもたれかかった。

「はやての案だと,隊舎の方に航空戦力がないだろ。
 俺としてはそれが不安でね・・・」
 
「シャマルとザフィーラがおるやん」

「シャマルには索敵をやってもらわないといけないし,ザフィーラには
 ヴィヴィオに張り付いてもらうつもりだからな・・・」

「それで副隊長のどっちかが欲しいと・・・」

はやてはそう言うと,なのはとフェイトの方を見た。

「私とフェイトちゃんが外の警備につけるんだったらシグナムさんと
 ヴィータちゃんには隊舎にいてもらっても大丈夫じゃないかな?」

なのははそう言って,フェイトを見た。

「そうだね。それに万が一の場合にははやても外に出てくるでしょ?」

フェイトに尋ねられたはやては少し考えてから頷いた。

「そうやね。ほんならシグナムとヴィータには隊舎に
 残ってもらうことにしよか」
 
「悪いな」

俺がそう言うとはやては首を横に振った。

「ヴィヴィオがスカリエッティに狙われとる可能性が高いことを考えると
 それくらいの備えは必要やろ。地上本部の方には他の部隊もおるんやしね」

はやての言葉にフェイトとなのはも頷いた。
はやてはそれを見て,満足げに頷いた。

「ほんなら,隊舎側
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