第二章
[8]前話
「気に入ったらね」
「それでいいってことね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「ウェディングドレスはね」
「これにするんだ」
「そうするわ、貴方はどうするのかしら」
「僕はこれだね」
光は自分が着るウェディング用のタキシードを選んだ、それはというと。
白いオーソドックスなものだった、それを見て言うのだった。
「僕はこれでね」
「いいのね」
「君の言葉聞いて思ったよ、自分がいいと思ったら」
「他の人が着たものでも」
「オーソドックスなものでもね」
それでもというのだ。
「自分がいいと思うかどうかだよ」
「それ次第ね」
「だからこれにするよ」
そのタキシードの写真を指差して話した。
「僕はね」
「じゃあ二人でね」
「お互い選んだものを着て」
「そのうえでね」
「式に出ようね」
「そうしましょう」
二人でこう話してそしてだった。
二人はそれぞれ選んだタキシードそれにウェディングドレスを着てだった。
結婚式の主役になった、そのうえで二人は夫婦となったが。
二人で話した。
「いい結婚しだったわね」
「そうだね」
二人の家、マンションの中で話した。
「何もかもが最高の」
「ウェディングドレスもね」
「何もかもがよかったよ」
「最高の式だったわ」
「二人のいい思い出で」
そしてというのだ。
「結婚のはじまりの」
「とっておきの思い出になったわね」
「じゃあこの思い出を胸に」
「これからも二人でね」
「素敵な思い出を作っていこうね」
「一緒にね」
夫婦で笑顔で話した、そして共に部屋に飾ってある写真を見た。そこにはタキシードとウェディングドレスを着て笑顔になっている二人がいた。それぞれが選んだそれを着て。
同じウェディングドレスでも 完
2023・1・17
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