第二章
[8]前話
「俺はちょっとね」
「趣味じゃないの」
「うん」
そうだというのだ。
「どうもね」
「いや、貴方下着好きでしょ」
望はどうにもと言う信也に彼がいつも自分に下着を買って着せて楽しんでいることからどうかと言った。
「だからね」
「いや、こういう変態と思うことはね」
「しないの」
「一切ね、俺は下着が好きで」
それでというのだ。
「それを着る望が好きで」
「その私とそうしたことするのが好きなのね」
「そうであってね」
「そうした趣味はないの」
「うん、好きなのとね」
「変態さんは違うのね」
「俺自分で着けたり口に含んだりはしないから」
女性ものの下着をというのだ。
「ちゃんと洗わないとね」
「清潔にもしないと駄目ってことね」
「そう考えているから」
だからだというのだ。
「また違うよ」
「その辺り線引きあるのね」
「境界がね、だからまた今度ね」
「下着買いに行くのね」
「そうしよう、望がいいって言うなら」
「今はもういいでしょ、この前数わからないって言ったけれど」
それでもとだ、望は信也に少し苦笑いになって話した。
「この前数えたら三百あったから」
「そんなにあるんだ」
「一日一セットずつ着けてもね」
そうしてもというのだ。
「一年近くかかるでしょ」
「そうだね」
「だからね」
「もう今はなんだ」
「とりあえず今の下着でいかない?」
三百あるならというのだ。
「どうかしら、買ったものを楽しんでいくってことで」
「今はだね」
「どうかしら」
「それもいいね」
信也は下着好きとして臨に答えた。
「それじゃあね」
「ええ、今はね」
「そうしていこうか」
「そうしましょう」
「じゃあ今日はどの下着がいいかな」
それならそれでとだ、信也は考えを転換させてだった。
今望みが持っている下着から選ぶことにした、そして二人で黄色がいいと話してそちらにして楽しんだ。信也は下着好きなのは事実だが望もこの時自分もそうなったと笑顔で話してから楽しんだのだった。
下着フェチと変態の境目 完
2023・1・17
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