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レーヴァティン
最終話 世界を見守ることをその十三

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「本当にな」
「ならいけるな」
「一人より二人でな」
「それだけ仲間がいてな」
 合わせて二十六人いてというのだ。
「力を合わせているならな」
「こんな心強いことはないな」
「そうだ、だからだ」
 それでというのだ。
「気は抜いてはいけないが」
「安心してか」
「力を合わせてだ」
 そのうえでというのだ。
「やっていくぞ」
「これからもか」
「そうだ、それとだ」
 英雄はさらに話した。
「世界はどうなるかな」
「見ていくことか」
「そうだ、だが俺達はな」
「見ているだけしか出来ないな」
「何かしたくてもだ」
 仮にそう思っていてもというのだ。
「俺達は二つの浮島からはだ」
「容易に出られないな」
「そうだ」
 このことを言うのだった。
「また言うが二つの浮島の周りにはだ」
「気流が多くて激しくてな」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「中々だ」
「他のところには行けないな」
「だから何とかするが」
 その気流達をというのだ。
「しかしな」
「今すぐにはな」
「出来ないからな」
 そうした状況だからだというのだ。
「少なくとも暫くはな」
「二つの浮島から出られないな」
「ムーそしてアトランティスからな」 
 この二つの浮島達からというのだ、どちらの浮島も大陸の様な広さであるがそれでも外から出られないことは事実である。
「どうしてもな」
「それだと」 
 久志はまた言った。
「今はな」
「仕方がない」
「それは今から何とかして」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「世界はだ」
「見ていくことか」
「世界に何があってもな」
「俺達が何とかしたくてもか」
「出来ないからな」 
 それが現状であるからだというのだ。
「それでだ」
「見ているだけか」
「しかし見ることもだ」
 これ自体がというのだ。
「仕事の一つだ」
「今の俺達のか」
「そうだ、傍観者ではない」
「見守っているんだな」
「そしてだ」
 英雄はさらに言った。
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