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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第58話:新メンバー加入!
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て,
 なんでここにステラさんがいるんです?」

俺が少しキレ気味にそう言うと,はやてが口を開いた。

「まあまあ,そうカッカせんと。それはともかく,ステラさんがここにおるのは
 私がクロノくんに頼んだからなんよ」

「はやてが頼んだ?」

「うん。最近捜査関係が大忙しやろ。シャーリーにはメカニックとしての仕事と
 フェイトちゃんの補佐官としての仕事が両方のしかかってて,ちょっと負荷
 かけすぎやからね。捜査関係はギンガにヘルプに入ってもらうことにした
 けど,メカニック関係もAMFCの話もあって忙しいやんか。
 で,誰か使えるメカニック一人頂戴って言ったらステラさんが来たって感じ」

はやてがそう言うと,ステラさんが口を開いた。

「私は自分の研究室でちまちまやってたら,レティ提督が来て,
 ”ステラは明日から地上に出向ね”と軽く言われてな。
 まあ,魔導機械関係が専門だが,デバイスについても力になれると思うぞ」
 
ステラさんの言葉にはやてが顔を輝かせる。

「魔道機械が専門!ほんならAMFCの量産はステラさんにやってもらうか。
 ステラさん。あとでうちのメカニックを紹介しますんで,
 やることを聞いたら早速お願いします」

「それは構わんがその前にレーベンのメンテが先だな。
 ミッドとベルカのハイブリッドだから繊細なデバイスなのに,
 こまめなメンテもできん馬鹿なマスターがほったらかしにしたようだからな」
 
「そこまで言うことないでしょ」

俺がそう言うと,ステラさんはギロリと俺をにらんだ。

「・・・何か言ったか?馬鹿者」

「何も言っておりません・・・」

俺はそう言って,心の中でため息をついた。

「ねえ,フェイトちゃん。ゲオルグくんが借りてきた猫みたいになってるよ」

「うん。珍しいものが見れたね」

なのはとフェイトが小声でしている会話を聞きながら,俺はそっと天井を
見上げた。

(マジで憂鬱なんですけど・・・)


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