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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第58話:新メンバー加入!
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がステラさんから上がって
いるように見えた。

「・・・おい,ゲオルグ」

「はい」

「レーベンを渡すときに約束したはずだな。週に2回は必ずメンテしろと」

「・・・そうでしたっけ?」

俺がそう言うと,ステラさんは一瞬で俺の懐に潜り込み,
左手で俺の制服の襟をつかみ上げた。

「ほう,とぼける気か。どうやらゲオルグ坊やはよほどお仕置きして
 欲しいらしいな・・・」

「ちょっ・・・ステラさん?」

「まったく,体ばかりでかくなって,そう言うところは成長せんのか・・・」

ステラさんはそう言って,右手を握りこんで振りかぶった。

(何でこんなことに・・・)

顔を殴られ,壁に向かって飛ばされながら,俺はそんなことを考えつつ,
意識を手放した。



(白い天井?・・・ここは?)

意識を取りもどした俺は,痛む頭を押さえつつ,顔をしかめた。

「あ,ゲオルグくん起きた?大丈夫?」

近くでなのはの声が聞こえた。

「ん。大丈夫。って,お前どこに居るんだ?」

俺は,目線を振ってなのはを探すが見当たらない。

「ここだよ」

なのはがそう言うと,突然目の前になのはの顔が現れた。

「お前,どこから現れたんだよ・・・」

俺がそう言うと,なのはは不思議そうな顔をした。

「ゲオルグくん。気持ちええのは解るけど,ええ加減起きてくれんか?」

「ん?ああ,悪い・・・今起きる」

はやての言葉に応じて,俺は身を起こすと,俺が寝かされていたらしい
ソファーに座った。俺の隣にはなのはが座っている。

(あれ?このソファーって,今さっきまで俺が寝てたんだよな・・・)
 
「なあ,なのは」

「なあに?」

「ひょっとして俺が気を失ってる間,膝枕してくれてた・・・とか?」

「うん,そうだよ」

なのははさも当然かのようにそう言った。
俺は顔が熱くなってくるのを感じた。

「ゲオルグにこんな可愛い恋人がいたとはな・・・世の中不思議なもんだ」

「ゲオルグさんとなのはさんってそういう関係だったんですか・・・
 知らなかった・・・」

ステラさんとギンガの声が背後から聞こえてくる。

「ゲオルグ,大丈夫?顔真っ赤だよ」

フェイトがそう言って俺の顔を見た。

「え?あ,ほんとだ。熱は・・・ないよね。どうしたの?」

なのはが俺の額に手を当てて,俺の顔を覗き込む。

「ぷくく・・・。なのはちゃん。ゲオルグくんは照れてるんやって」

「そうなの?」

なのはにそう聞かれて俺は思わず天井を見上げた。

(もうやだ・・・このメンツ・・・)



「で?ギンガはこの前の会議で出向が決まってたからいいとし
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