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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
消えた書類と下部隊
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チンクがジェイルに訊ねた。
「チンクにはミライの手伝いをしてもらいたくてな。」
「ミライのですか?」
「そうだ。ミライの部隊は私に協力するようだから戦力の補充を頼まれたのだよ。」
「そう言うことです。」
僕とジェイルで説明をした。
「わかりました。それではいまからいくとします。ミライ行くとするぞ。」
「わかった。ジェイル、また来るよ。スクライア二等陸士、隊舎まで頼みます。」
「はい。」
スクライア二士はすぐに転移を開始した。

「着きました。」
転移を行うと僕は毎回思うのだが、どうして転移中は眩しいのだろう。
「ありがとう。チンク姉は着いてきてね。」
僕はチンク姉と一緒に部隊長室に向かった。
「ミライ。どうして姉を選んだのだ?」
チンク姉から質問をされた。
「それはチンク姉が僕のお姉ちゃんみたいだったから。」
「そうか。だが他にもいただろう。ディエチやノーヴェ、ウェンディ、セッテ、セイン、ディード。」
「僕が一番信用しているのがチンク姉だったの。それにオットーはランクは低いけど熱心だから。」
「そうか。しかしお前たちを襲ったのは姉だぞ。」
確かに襲ったのはチンク姉だったが、僕の面倒を見てくれたのもチンク姉だった。
「今の僕があるのはあの時、僕にチンク姉が話し掛けてきてくれたからです。」
ジェイルの研究所で僕はゼスト隊長が助からないのだと考えると、何度か自殺しようとした。
しかしそのたびにチンク姉は、
「もしもの時は、姉がそばにいる。」
この言葉は今でも心の奥に残っている。
「チンク姉、此処です。」
僕は部隊長室に案内した。
部隊長室に着くとチンク姉がなにかに気づいた。
それは僕の机の中にある古代遺物(ロストロギア)であるレリック。
「ミライ、姉になにか隠してはいないか?」
相変わらず勘が鋭かった。
「レリックの所持数がジェイルに渡した4つ出はなく8つだったのです。」
「ミライ、ドクターに嘘をついたのか。それでよく姉を連れてきたな。」
「チンク姉なら大丈夫だと思ったんです。それに僕が今はチンク姉と戸籍登録したからそんな心配がいらないと思いたいです。それに・・・。」
「それに?」
僕は一回釘ってから、
「オットーを引き取りにいくときに渡すつもりだから。」
僕はチンク姉の前で宣言してしまった。
「そうか。ならいい。」
僕の言葉を聞いたチンク姉は安心したようだ。
そんななか廊下から足音が聞こえてくる。
だんだん大きくなる足音はピタリと聞こえなくなった。
「失礼します。夏村准将、下部隊の部隊長達が応接室に来ています。」
「わかりました。それからオオカリ二等陸佐は今後情報部の総合指揮官を委任します。僕の補佐にはチンク新准尉とオットー新准尉の二人に任せます。」
「チンク新准尉とはそ
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