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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
消えた書類と下部隊
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行こうとしたが、
「あらー、ミライではありませんか。わざわざレリックを届けに来てくれたんですの?」
僕が一番苦手なクアットロに会ってしまった。
その隣にはディエチがいた。
「スクライア二等陸士、合図したら此処に転移をしてくれ。」
僕はスクライア二士に小声で言いながら、紙を渡した。
その紙には、此処の見取り図が載っていた。
「それとも反逆ですか?」
僕はクアットロの言動に流されないように、なにも返事をしなかった。
「そうですか。では実力行使でいくとします。」
今だ。
僕はそう思った。
「スクライア二等陸士。」
「はい。」
僕たち二人は見事にジェイルのいる部屋についた。
そこには誰一人護衛がいなかった。
「ジェイル。今日は交渉に来ました。」
「交渉?私と何を交渉するのかね?」
僕はアタッシュケースと一冊の本を見せた。
「それは!」
「これは古代ベルカに纏わる重要な資料。正確にはそのコピーですが、チンク達が盗んだ資料から考えてこれも必要になると考えました。」
僕は本を見せながらジェイルに告げた。
「条件は?」
ジェイルがのってきたので、僕は当初の目的通りに、
「僕の部隊の戦力を上げるために二人ほど貰いたい。」
まずは名前は出さないでおいた。
「そう言うことか。それは困るな。」
「これでもですか。」
僕はアタッシュケースに入っている4つのレリックを見せた。
するとジェイルの表情が変わった。
「クアットロから先の妹達(シスターズ)にしてくれ。」
どうやら交渉成立のようだ。
「僕の希望としてはNo.5チンクとNo.8オットーの二人なんですが?」
「私としては嬉しいが、その二人で戦力の向上になるのか?」
ジェイルが心配していた。
「問題ありません。それに、僕たちの任務は半分以上があなたたちへの協力ですから。」
「知っているよ。レジアスから聞いているからな。今呼ぶから待っていてくれ。」
ジェイルが連絡をしている間に、僕は一枚の書類を書いていた。
それはチンクたちを引き取るための書類の一つである保護孤児申請書。
そこには今さっきジェイルから貰った(引き渡して貰った)チンクとオットーの名前が書いてあった。
「チンク、全ての私物を持って、私の部屋に来てくれ。」
チンクに此処に来るように伝えたジェイル。
オットーに関しては
「オットーは今調整中なんだ。今日中に終わらせておくから明日また来てくれ。」
とのことだ。
私とジェイルはチンクが来るのをまった。
チンクも女の子なのだから時間が「今来ました。」
早い。
どうしてこん何も早いのだろう?
「ミライも来ていたのか。」
「チンク姉、どうして荷物がそれだけなんですか?」
「私には服があれば十分だからな。それよりも何のようでしょうか?」

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