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 妖精さんは灰色の騎士さんを(性的に)襲う事を決意したそうです。
灰色の騎士さんは元死線のメイドさんと浮気エッチしちゃうそうです。
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side:リィン


「アリサはまだかな……」


 ある日の朝、クロスベルにて俺は恋人のアリサと待ち合わせをしていた。最近はお互い忙しくて全然会えなかったから会うのが楽しみだ。


 俺はクロスベルの人たちからすれば良い印象は無いと思ったので眼鏡をかけて髪をアイテムで赤く染めていた。案外これだけでバレないものなんだな。


「ん?ARCUSUに連絡が来たのか」


 ARCUSUから音がしたので俺は手に取って確認する。


『リィン、聞こえる?』
「アリサか、どうしたんだ。もう着いたのか?」


 通信してきたのはアリサだった。


『実は今日急にお仕事が入っちゃって……』
「えっ、そうなのか?」
『うん、だからデートは出来そうにもないわ。本当にごめんなさい……』
「仕方ないよ、アリサは忙しいんだから。デートはまた今度しよう」


 どうやら急に仕事が入ってしまったようでデートは出来ないみたいだ。


「デートなんていつでもできるさ、体に気を付けてな。もし何か手伝えることがあるならいつでも言ってくれよ?」
『リィン……うん、ありがとう。貴方みたいな素敵な人が恋人で私、嬉しいわ……』
「俺だって君が恋人でいてくれて凄く嬉しいよ」
『もう?そんなこと言われたら会いたくなっちゃうじゃない?』
「ははっ、いつでも会いに行くさ」


 通信越しにいちゃつく俺とアリサ、まあデートが出来なくなってしまったんだからこれくらいは許してほしい。


「じゃあまた今度な、何かあったらいつでも連絡してくれよ」
『あっ、待ってリィン』
「どうしたんだ?」
『実はね、今日のデートに代理を頼んだの』ィ
「えっ、デートに代理を頼んだのか?」
『そうよ。だって貴方今日のデートでディナーに高級レストランに予約したんでしょ?キャンセル料も高い所って聞いたわ』
「それはまあそうだけどアリサは急に仕事が入ったから仕方ないだろう?キャンセル料くらい問題ないさ」
『あなたならそう言うと思ったけど私が申し訳ないの。それに代理人の休暇もかねて今回お願いしたのよ」
「そういえば代理に来る人って誰だ?」
「お待たせいたしましたわ、リィン様」


 すると背後から俺に声をかける人物が現れた、この声は……


「シャロンさん?」
「はい、貴方のシャロンですわ」


 そこにいたのはアリサに仕えるメイドのシャロンさんだった。


「アリサ、代理人ってシャロンさんの事だったのか?」
『そうよ。シャロンも最近全然休みを取っていなかったから丁度いいかなって思ったの』
「なるほど……でもアリサは良いのか?いくらシャロンさんとはいえ俺が別の女性とデートなんてしても」
『他の女の子なら絶対嫌
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