暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜西風の絶剣〜
第75話 平原での戦い
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は例の新型が王国軍が確保していると話したので後日博士が見に行く事になった。


「そういえばお前さん達はこれからどうするんじゃ?」
「俺達は今ツァイスの各地で起こっている地震について調べています」
「地震か、ならアレが仕えるかもしれんな」
「アレ?」
「うむ、お前さん達の助けになる装置がある。調整するので先に街の方の聞き込みをしてくるといい」
「分かったわ」


 どうやらラッセル博士が何か役に立つ装置を用意してくれるみたいだな。その間に俺達は町で聞き込みをしておこう。


「あっ、そうだ。リィンさん、フィーちゃんはいないんですか?」
「フィーはヴォルフ砦の方に向かったんだ」
「そっか、久しぶりに会いたかったんだけどなぁ……」
「フィーも会いたがっていたし直ぐに会えるよ」
「えへへ、それなら私も頑張っておじいちゃんのお手伝いをしないとですね!」


 ティータはそう言って笑みを浮かべた。可愛いなぁ。


 そして二人と別れた後俺達は町で聞き込みをしていたんだが……


「皆、大変よ。グラッツがトラット平原道で見た事もない魔獣に襲われているらしいの」
「ええっ!?あんですって!」


 そこに慌てた様子のキリカさんが駆けつけてきて俺達にそう話した。


「逃げてきた町の住民からの情報よ。今はグラッツが抑えているらしいけどいつまで持つか……」
「なら直ぐに向かうぞ!」


 アガットさんの言葉に全員が頷いて急いでトラット平原道に向かった。グラッツさん、無事でいてください……!




―――――――――

――――――

―――


 トラッド平原道に着いた俺達は魔獣に襲われていたグラッツさんを見つけた。



「なにあの魔獣!?見た事がないわ!」


 エステルの言う通りグラッツさんを襲っていた魔獣は見た事もない見た目だった。


 一見クモみたいな形をしているが、両腕はチェーンソーと生物のような見た目をしていない。その姿はグランセル城の地下にあった遺跡にいた魔獣たちのような感じだった。


「緋空斬!」
「捻糸棍!」


 俺とエステルは飛ぶ斬撃と衝撃波で魔獣を攻撃した。魔獣の体がぐらつき赤い三つの目がこちらを捕える。いや目と言うよりはカメラみたいだな。ますます生物っぽくないぞ。


「オリビエさん、グラッツさんを!」
「それは私がやるわ」
「キリカさん!?」


 俺はオリビエさんにグラッツさんを救助してもらおうとした。だがいつの間にかいたキリカさんが見事な身のこなしで魔獣の側にいたグラッツさんを回収する。


「彼の事は任せて、貴方達は魔獣をお願い」
「分かったわ!」


 魔獣は俺達に標的を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ