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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第141話:颯人vs終末の四騎士
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幕を岩壁で防いだ直後、ドリルの魔法で地面の下に潜っていた。土属性の防御魔法は他の魔法と違い物理的にも視界的にも相手との間に壁を作れる。この瞬間、レイアからウィザードが何をしているかは見る事が出来ない。
その隙を突いてウィザードは魔法で地面の下に潜り、地中を掘り進んで下から奇襲をかけたのだ。あわよくばそのままレイアを倒すつもりで。
しかし僅かにポイントがズレてしまい、ウィザードはレイアの目の前で飛び出すだけに留まってしまった。だがそれだけでレイアに隙を作らせるには十分であった。突然ウィザードが飛び出してきた事に、レイアは面食らい動きを止めている。
今がチャンスと、ウィザードは体勢を整え魔法を発動した。
〈チョーイイネ! キックストライク、サイコー!〉
「ハァァァァァッ!!」
「くぅっ!?」
空中からのストライクウィザードがレイアに襲い掛かる。レイアはウィザードとの間に何重にも巨大なコインによる壁を作り出し、その一撃を防ごうとした。
「舐めるなぁぁッ!!」
〈ドリル、プリーズ〉
ここでウィザードは再びドリルの魔法を発動。ストライクウィザードを放ちつつ、その体を高速回転させた。
その姿は文字通り地面どころか全てを砕き掘り進む削岩機の様。レイアの防御も砕いて一直線に突き進んだ。
ウィザードが己の防御を突き破ってきている事はレイアにも分かっていた。このままではマズイと、レイアは防御を諦め横に飛んで回避する。
「ふっ! くぅ……派手に多芸な奴」
「ちっ、堅実だな」
決して無理はせず、冷静に対処するレイアにウィザードは内心で舌を巻いた。
そうこうしていると、気付けば互いに両サイドに別れる形に戻っていた。S.O.N.G.サイドとキャロルサイド、両陣営の4人が対峙する。
〈ファイナルタイム!〉
そこでドラゴタイマーがコールした。最初に颯人がタイマーを動かしてから、たっぷり一周するだけの時間が流れたのだ。
ふと奏達の方を見れば、あちらもキャロルを相手に奮闘を続けている。何時までもこいつら相手に時間を使っている余裕はなさそうだ。
「そろそろ、幕引きと行くか」
〈ドラゴンフォーメーション!〉
颯人がドラゴタイマーのレバーを押すと、コールが鳴り響き4人のウィザードにそれぞれスペシャルの魔法を使った時と同様の装備が現れた。
「うわっ! あれヤバい奴だゾ!」
「言われなくても分かってる!」
「先制!」
「あぁ!」
これは何かマズイとオートスコアラー達は一斉に攻撃を開始するが、彼女らの動きは尾を振り回したウォータードラゴンにより止められた。振り回された尾に引っ叩かれ、ガリィがバランスを崩し倒れる。
更にウィザード達の攻撃は続き、翼で飛ぶハリ
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