やっぱり僕は歌が好き 第十四楽章「夢をあきらめない様、言葉を贈る」
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とピエで、他は飾り付け係ね。
「それなら演奏する順番は変えたいわね。飾る絵や写真の構成も違ってくるでしょうし」
「でもピエッサちゃん。私達が描く絵はまだ決まってないのよ? 今この場で卒業式の構成を考えるのは無理くね?」
年下なのに“先輩”と付けないキャバ嬢……らしいと言えば彼女らしい。
「それじゃぁ私達は陛k……社長が作ってくれた曲のイメージに沿った絵や写真を作って、構成は卒業式の間近で良いんじゃないかしら?」
「そうだね。ピクトルさんの進め方だ妥当だと思うよ俺は。 皆は?」
アントン・ボセックが“陛下”と言いかけたピクトルさんのフォローで纏める。気があるのかな?
「うん、決まりね。それじゃぁ進捗状況とか、変更事項とかがあるかもしれないから、毎月の初めの土曜日に集合しましょ」
「了解」「は〜い」「そうしましょう」
この集まりの責任者であるピエが活動方向を定め纏める。
少し離れた位置では陛下が優しく見守ってくれている。
何この幸せな時間!?
「つ、月一の会合場所は、この部屋で大丈夫でしょうか?」
「ロッテンマイヤー先輩の言う通りですね。ピエッサさん、この部屋の確保をお願いしても大丈夫でしょうか?」
「任せてリューナちゃん、ヴィヴィアンちゃん! 芸高校の学長の姪として……そしてその学長から責任者を押しつけられた者として、この第3自習室確保はしっかりとしときます」
おぉ、珍しくピエが自信を持って引き受けたわ。身内には強く言えるのだろう。
「よし、じゃぁ今日の所は纏まったね」
「「「はい」」」
陛下の言葉に、私を含め全員で返事をした。
なんか青春してるみたいで好き。
「この後、皆予定が無ければ僕の行き付けの肉ジャガ屋で、ご飯を奢るよ」
「よ、宜しいんですか?」
うわぁ〜絶対行くぅ〜!
「宜しいんですよピクトルちゃん。その店の店主は、元城のシェフでね……店の現オーナーとも知り合いだから、其奴へのツケで食べられる」
「あら、では遠慮の必要無く食べれますね(笑)」
リューナ嬢もご機嫌だ!
「あの店は若い夫婦で営んでるんだけど、奥さんの作るナスの天ぷらも美味しいんだよ」
夫婦で営んでるなんて素敵ね。
となると、下手に遠慮するのは陛下に失礼よね。
沢山堪能する事にしましょう!
アイリーンSIDE END
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