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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第45話:シュミット3佐のタイマン指南
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,セカンドモードも使ったコンビネーションの訓練に
 進んでも大丈夫かな?」

「いいと思う」

「いーぞ」

「問題ないな」

「じゃあ,明日からはまた4人揃っての訓練だね。みんな今日はお疲れ様」

なのはがそう言うと,俺達4人は隊舎に向かって歩き出した。

「そういえば,ヴィヴィオはどうだ?」

「どうって,特に問題ないよ。今はフェイトちゃんと私の部屋にいるんだけど,
 フェイトちゃんにもちゃんと懐いてるし」

「そっか。じゃあ昼間はどうしてるんだ?」

「昼はザフィーラにそばにいてもらうようにしてるし,
 寮母のアイナさんが仕事の合間にちょくちょく様子を見てくれてるよ」
 
「なら安心だな。で,今後はどうすんの?」

俺がそう聞くとなのはは首を傾げた。

「今後って?」

「今後もなのはとフェイトが面倒を見続けるのか?」

俺がそう言うと,なのはは少し考え込んだ。

「当面は私が保護責任者って感じかな。でも,里親は探すつもりだよ。
 で,いい人が見つかってヴィヴィオが納得してくれれば・・・」

「そっか。なのははそれでいいのか?」

「いいも何も,私の仕事を考えるとこの先ずっとヴィヴィオを預かるのは
 ちょっと難しいと思うの」

「ふーん。ま,なのはがそれでいいならそうすればいいんじゃない」

俺がそう言うと,なのはは少し考え込んでいるようだった。



朝食を食べた後,副部隊長室に戻った俺は,相変わらず減ることのない
書類仕事を片づけ始めた。
半分ほど山が減ったところで,一枚の報告書にたどりついた。
俺はその報告書を見た瞬間,副部隊長室を飛び出した。

副部隊長室から共用のオフィススペースまで全力疾走した俺は,
なのはと談笑しているスバルを見つけると,ドカドカとそちらに向かって
歩いて行った。

「スバル!」

俺は大声でスバルを呼ぶと,その声につられて俺の方を振り向いたスバルの
鼻先に手に持った報告書を突きだした。

「何だこれは!」

俺がそう言うとスバルは自分の鼻先に突きだされた報告書を手に取り,
まじまじと見つめた。

「えーっと,この前の戦闘の戦闘詳報ですけど」

スバルがきょとんとした顔でそう言う。

「これが戦闘詳報?舐めてんのかお前。これじゃあ単なる感想文だろうが!
 戦闘詳報っていうのはこうやって書くんだよ!」

俺はそう言うと,ティアナ・エリオ・キャロの戦闘詳報を机の上に叩きつけた。

「戦闘詳報ってのはな,戦闘に至った状況・時間的推移・結果・反省点を
 簡潔かつ論理立てて書くもんなんだよ。
 ところが,お前の戦闘詳報はどうだ?
 ”敵はとても強いと感じた”ってガキの読書感想文じ
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