暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
フェアリー・ダンス編
新世界編
説得
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…さっすがORG(Over Renge Guner)……現役バリバリ?」

「この程度なら出来るやつは世界規模ならたくさん居るさ。……そもそも専用銃じゃなきゃ精々20mが限界。で、何の用?」


おおそうだった、と言わんばかりに手をポンと打ち、笑顔で言う。


「護衛任務だ。クライアントは結城彰三氏」


『――任務だ。』辺りで断ろうとしたが、クライアントの名前を聞いて気が変わった。

当主以下候補者(三位を除く)には俺の知りうる全ての情報を共有してある。


「気を使わせたな……」

「なに、大した手間じゃない。クライアントも喜んでたぞ」


こっちも願ったり叶ったりの状況だ。仲間集めでちっとも進んでいなかった、黒幕の正体を入手するチャンスだからな……。


「いつだ?」

「明日、成田に迎えに行き、合流。本社に立ち寄った後、自宅で奥さんを拾い……お見舞いだ」

「……わかった」


キリトはもう会っただろうか……もし会ってなかったら、非常に悪い。まあ、そこはドンマイだ。許せ。

俺はその場を後にして、明日の準備をするために自室へ戻った。







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