暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
明晰夢
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きながら、美奈都の剣を防御する。

『キャモナスラッシュシェイクハンド キャモナスラッシュシェイクハンド』
「お? また何かするのかな?」

 美奈都はウィザーソードガンへの力を強めながら、ウィザードの次の手を待つ。
 ウィザードはそのまま、エメラルドの指輪を読み込ませる。

『ハリケーン スラッシュストライク』

 攻撃の予備動作として、ウィザードは一度緑の刃を振って、美奈都を引き離す。
 刹那、切り裂く風を纏わせた刃を、ウィザードは解き放った。

「へえ……」

 舌を巻いた美奈都は、そのまま千鳥を握り直す。
 そして。

「うりゃああああああああああ!」

 風の刃を、千鳥で斬り落としていく。
 風の刃は、文字通り見えない刃。一迅一迅が刃物となり、相手を切り刻むものだが、美奈都はそんな見えない刃を全て斬り伏せていたのだ。

「そんな……! 風のウィザードじゃ、相性が悪すぎる……!」
「そろそろこっちから行こうかな?」

 美奈都は両手で千鳥をパスし、挑みだす。
 彼女の本領が発揮される。
 その危険性を察知したウィザードは、大急ぎで左手の指輪を入れ替える。

『ランド プリーズ ドッドッ ド ド ド ドンッドンッ ドッドッドン』

 飛び退くと同時に、発生した魔法陣を通過する。エメラルドの宝石がトパーズに入れ替わる。さらに、攻撃してくる美奈都に対し、その攻撃を鈍らせるという判断を下した。

『チョーイイネ グラビティ サイコー』

 地面に発生した魔法陣が、重力操作を可能にする。
 ウィザードを除いた神社の境内が、通常とは比べ物にならない重力に支配される。

「うおっ! これはすごい……!」

 美奈都のスピードがゼロとなる。重力に折れた美奈都は、そのまま膝を折った。

「ごめんね。このまま終わらせる!」
『ランド シューティングストライク』

 黄色の銃撃が、動けない美奈都へ飛んで行く。

「いい戦術だね!」

 そう言いながら、美奈都は土の弾丸を切り裂く。破裂した地の魔法は、そのまま爆発。
 さらに、美奈都の千鳥は、そのまま重力の魔法陣へ突き刺さる。雷光とともに魔法陣に亀裂が走り、破裂する。

「何!?」
「私考案のすごい技、見せてあげる!」
「来る……!」
『ディフェンド プリーズ』

 ウィザードの最大防御の土の壁。それを美奈都の方向に三枚はり、体勢を整える。
 だが千鳥を構え、ウィザードを見定める美奈都は、笑っていた。
 そして、美奈都の足が、境内を蹴る。

「無心烈閃!」

 直線状に切り裂く斬撃。
 それにより、土壁の大半は立ち消えた。

「嘘……っ!」

 さらに、美奈都の攻撃は続く。トパーズの鎧から
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