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インフィニット・ストラトス 〜五年後のお話〜
学園生活
第十四話 クラス代表戦前日!
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。あ、理由はそうです」


(そう言ったほうが通りやすそうだからな。)


「それなら別にいいだろう。担当の先生に言っとくよ」


「ありがとうございます。あと、整備室って一年生でも使えますかね?」


「使えると思うけど・・・何に使うんだ?」


「新しい武器を作りたくって。自分の部屋だとさすがに限界があるんで」


「そういえばお前はアメリカでISの武器を作ってたんだっけな。銀(シルバー・)の鐘(ベル)はお前が考えたんだろう?」


「こんなのどうですかって案を出しただけですよ。実際に作ったのは先輩たちです」


そう。あれは輝龍がアメリカに来たばっかりの時に試しに出してみた案が元になって出来たのである。こんなのがあれば強いんじゃないか、という軽い乗りで出したら本当に作ってしまったのだからあの国の技術者は凄い。



「そんなお前が作る武器か。面白そうだな、楽しみにしておくよ」


「ありがとうございます。じゃあこれで」


「おう。頑張れよ」


輝龍は職員室を後にして整備室へと向かう。


(あんな夢があったなんて・・・アルバレルトの夢のためにも頑張って作らないとな・・・!)


そんな決意を胸に輝龍は走っていく。





整備室

「ここだな。」

許可をもらったあと自分の部屋から道具を持ってきた輝龍は、早速整備室に来ていた。

他にドアとは違い、整備室のドアはISを運び入れられるように大きくなっている。
ドアも合金で出来ており、ISの攻撃にも耐えられるらしい。
その分重いドアを開けると中には20人程の生徒がいた。制服から見るに全員先輩のようだ。

「こんにちはー・・・」

「嘘!?西条君!?」
「何でこんなところに!?あたし今スッピンなのに!」
「あたしも!ちょっとメイクしてくる!」
「あ、あたしもー!」

どうやらここでも輝龍の存在は有名らしく、急いで走って行く先輩が五人程いた。

(別にスッピンなんて気にしないのに。)

少しでもかわいく見られたいという女心がわからない輝龍だった。

「そ、それでどうして整備室なんかに?」

「いや、機材を使いたいのですが一番揃っているのがここだったんで・・・お借りできますかね?」

「どうぞどうぞ、ご自由に!何なりと!」

(何か将軍みたいな扱いだなー)

お言葉に甘えて機械を使わせてもらおう。流石と言うべきかIS学園の整備室には軍顔負けの機材や機械が揃っている。ここならアメリカにいたときのように武器が作れるだろう。

「あの・・・西条君は何をするの?専用機の整備ならあたしたち手伝うよ!」

「いや、今日は新しい武器を作りに来たんです。」

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