番外編 ゼノバース
[30/31]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
の攻撃を受けつつ放つモンテの攻撃。
それを受けたビルスの表情が険しくなり受けた腕に視線を向けた。
「やるじゃないか」
ドンッドンッと空気を震わせて繰り出される激突。
三発ビルスを攻撃を受け、どうにか当たる様になってきたモンテの攻撃。
「モンテさんが盛り返している?」
「どう言う事だ?あの力はいったい…」
「我儘の極意とはよく言ったものですねぇ。本能のままの力には上限がありませんから」
「上限が無い?」
「ええ、その証拠に、ほら」
そうラディッツの言葉にウィスが返したその先で、モンテの攻撃で怯むビルスの姿があった。
「いいねぇ、でもこれならどう?」
そう言って振り上げた手の先から振り下ろされる巨大な破壊のエネルギーの塊。
「はぁーーーっ!」
モンテの放つ同規模の破壊玉がビルスのそれを相殺した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ほんと、君には驚かされるねぇ」
でもとビルスさま。
「そろそろ限界のようだねぇ」
「はぁ…はぁ…」
ダメージの蓄積でモンテは苦しそうに息を吐いている。
しかし、極限がモンテの力を更に昇華させていく。
「ふぅ…」
パンプアップしていた筋肉は無駄のないように洗練されしなやかさと強靭さを持つ肢体へと変化し、高ぶった神の気は堰を切られるのを待っているよう。
「はい、そこまで」
ウィスの言葉に正気に戻ったモンテが黒髪に戻った。
「ウィスさん?」
「おい、ウィス、邪魔をするな」
「ビルスさま、これ以上は世界の崩壊を招きかねません。それに」
とウィス。
「破壊神同士の本気の戦いは禁止されてますからねぇ」
それはビルスさまもお分かりでしょう、と。
「ち、興が覚めた。帰るぞ、ウィス」
「ほっ…」
ビルスさまからも気勢を殺がれたかのように態度が緩んだのをみてモンテは安堵する。
「はい、ビルスさま。みなさんもお疲れさまでした」
ウィスの宣言でこのモンテにとっては不毛な戦いは幕を下ろした。
ビルスさまが満足した為、ドミグラの対処は任せてもらえる事になったようだ。
任せてもらわなくてもいいと思っていたモンテはトランクスが満足気に頷いていたのでとりあえず殴って置いた。
最大の危機を乗り越えたモンテ。
こうして歴史の修正は無事完了した。
ドミグラ?
歴史の修正と言う手加減が必要ないのなら相手になりませんが?
モンテは今地球での居候先である悟飯くんの家の前に居る。
「な、なぁ…やっぱりオレは帰るぜ。今更どんな顔をして会えって言うんだ」
とモンテの隣にいるラディッツが挙動不審気味に呟いた。
「さ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ