番外編 ゼノバース
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?」
「トランクスが都合よく気絶しているから説明するわね。歴史の改変が行われた最初の一巻はあなたの事変なのよ」
「はい?」
そう言って取り出されたのはひとつの巻物のようなもの。
「これは終わりと始まりの書と呼ばれる物で過去の出来事が記されているのだけれど、これにはもう改変がなされているの」
「えーっと?」
「この記録はあなたがラディッツと会った時の物。そこであなたはラディッツに殺されているわ」
「な、…なんだってーっ!?」
「あなたの存在はトランクスが使ったドラゴンボールで奇跡的にこの世界に存在しているだけで歴史の中には存在していないのよ」
「じゃ、じゃぁその巻物をさっさと修正してですね…」
時の界王神さまはその巻物を胸元にしまい込んでしまった。ナイチチのくせに…
「残念。この巻物は一番最後に修正しないといけないの。でないとあなたの歴史は存在できなくなってしまう」
「はいぃっ!?」
驚愕の事実に心底驚いてしまうモンテ。
時の界王神さまの説明を聞くに、ラディッツにわたしが殺された後の歴史は本来のドラゴンボールの世界へと進み、結果本来の歴史と融合しかけているらしい。
分離させようにもその歴史も改変されていてその修正をしなければおそらく元に戻らないだろうとの事。
なるほど…わたしは呼ばれるべくして呼ばれたと言う事なのだろう。
「ほら、いい加減起きなさいトランクス」
「うっ…はっ!時の界王神さま」
ゲシっとトランクスを時の界王神さまが蹴り起こした。
「まったくいつまで寝てる気?しょうがないから説明は私がしておいたわ」
「あ、ありがとうございます…その…この方がとても強くてですね…」
「それでもあなたはサイヤ人なの?」
「面目次第もございません…」
時の界王神さまの言葉に肩を落とすトランクス。
「まぁ、そうしょげる必要もないわよ。彼女もサイヤ人らしいもの」
「そうなんですか?」
「サイヤ人の尻尾があるじゃない」
と言うか、わたし尻尾を隠しているつもりも無いのだけれど。
「ああ、そう言えば純粋なサイヤ人は尻尾が有るのでしたね」
失念してましたとトランクス。
「どうりで強いわけです。えっとこの方はいつの時代から?」
「あなたとそう違わないわ。ただ、ちょっと別の歴史からかしらね。まぁ今回の事件には最適な人材である事には変わりは無いわ。私はこのあとトキトキのお世話があるから後の事は頼んだわよトランクス」
「わ、分かりました時の界王神さま」
去っていく時の界王神さまを見送ると刻蔵庫と呼ばれるドームへと案内された。
途中お互いに自己紹介を終える。
そして到着した刻蔵庫
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